園原夫婦株式会社

   
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私がネットワークビジネスを勧めない理由とは?

皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日は「私がネットワークビジネスを勧めない理由とは?」です。

私たちはキャッシュフローゲーム会を毎月開催していますが
“キャッシュフローゲーム”と言うと
「ネットワークビジネスに絡んだことを紹介したいからやっているのではないのか?」
という疑念の声を多く聞きます。

しかし私たちは、ネットワークビジネスを一切やっていませんし、ご紹介もしていません。
それはなぜなのか、ということについてお話ししたいなと思います。

日本でネットワークビジネスが広まりにくい理由

皆さんはロバート・キヨサキ氏のシリーズ本を読んで理解してきた時に、
「まず何を第一歩としたらいいんだろうか」と思うのではないでしょうか。

確かに本の中で彼は言っています。
まずネットワークビジネスからやった方がいいんじゃないか、やってみてもいいんじゃないかと。

実際ネットワークビジネス自体は悪いものではありません。
アメリカでは上場している有名な企業もありますし、一応ビジネスモデルとして確立されています。
ただ、それを悪用する人たちがいるから、マルチ紛いだとかねずみ講だとかが出てくるんですね。

また、彼は教育の観点で話をしています。
ネットワークビジネスは、仲間が増えて売り上げが上がりみんなが喜んで商品を使う、
それによって、キャッシュフローが自分に入って来るようになる。
この一連の流れを、あまりリスク(在庫)を持つことなく疑似体験できるものであると。

確かに勉強にはなるのですが、ネットワークビジネスは海外に比べて
日本という市場において圧倒的に広がりにくい、ということ。

例えばアメリカでは、自分でビジネスを始めるって結構ウケが良いんですよね。
でも日本では、そもそも雇用されて働くというスタイルが定着している。
どちらかというと閉鎖的。

日本において重きが置かれているのは、その人となりだったり持っている雰囲気などの部分で
ビジネスモデル云々よりも、その人自身を見て判断することが多いんです。
「この人は本当にしっかりしているのか」「信用があるのか」という判断基準ですね。
さらに、この「信用」には個人のものだけではなく、「社会的信用」も含まれます。

日本人の皆さんにネットワークビジネスをあまりお勧めしない理由のひとつがここ。
周りの人に話せない、胸を張って語れないというケースが多いからです。


そもそもネットワークビジネスをやっていると怪しいと思われますし、世間一般では詐欺なんじゃないかと思う人が圧倒的に多い。
いくら自分がそれを良いよ!と言っても、あまり応援してもらえません。
それは結局、その商品やビジネスモデルについてきちんと説明ができていなかったりするからです。

もともと何もない人がいきなり「いいよこれ!」と言ったところで、たいした信用度がないため話を聞いてもらえません。
その人自身に価値がある、信用に足る人間だ、というのがわかった上で人は人の話を聞くわけですから。

キャッシュフローゲームって本来は、
不動産投資でラットレースを抜けても、株式投資でラットレースを抜けても、自分のビジネスを立ち上げてラットレースを抜けても自由なんです。

それなのに、「不動産はリスクがあるから自分でやるなんてもってのほかだ」とか「株はコントロールできないよね」などと言われ、
だからネットワークにしか可能性はないんだよ、と誘導するように勧めるのは、可能性を狭め、芽をどんどん摘んでしまっているなと考えています。


ネットワークビジネスを日本人に勧めない3つの理由

ここまでお話ししてきたように、日本では、「ネットワークビジネスをやっています」と言うことによって嫌われたり詐欺だと思われてしまうことがよくあります。

まずこれが1つの理由です。


2つ目の理由は、商品をコントロールできないということ。
これは私からしたら不安でしかありません。

例えばAという会社の商品をBの自分がディストリビューターとしてCというお客様に紹介をした。
けれども、Cのお客様の体に拒否反応が起こるなどの問題が起きてしまった。

という時にあなたが責任を取れますか?取らないですよね。
では、おおもとの会社が責任を取るのかというと、実は会社が倒産してて…というケースもよくあります。

物づくりの一から全部自分が知ってビジネスをしているわけではありませんし、
問題が起きたから手を入れてちゃんとしたものに作り替えて世の中に伝えよう、ということはできません。

それは、ブローカー=仲介業者でしかないからです。

また自分の下にディストリビューターが増えていくと伝言ゲームのようになって、
人が介在すればするほど商品やビジネスモデルについて伝えにくくなることもあります。

商品をコントロールできないというのは、ビジネスを行う人間からするととんでもない恐怖だと思っています。

さらに3つ目の理由は、商品をコントロールできるできない以前の問題で、その商品がそんなにいいもののはずがないということ。
ネットワークビジネスをやってる7割くらいの方がよく「本当にこの商品がいいからやってるんです」と言いますが、これを私は嘘だと思っています。

嘘というのはちょっと語弊がありますが、簡単に言ったら「善意の嘘」ですね。
善意の悪意ともいいますが、よく知らないのに思い込んでるだけという状態です。

例えば高級な良質のシャンプーがネットワークビジネスの会社で2万円で販売されていたとします。
質が良いとされるものなので、本来であれば原価にお金をかけて上質な材料を使っているという事ですよね。
とはいえ、それが本当に良いものかどうかということは、何かよほどの理由がない限り判断できません。

でもネットワークビジネスをしている人たちはこう言います。
「うちは広告を出していません」
「他の企業はコマーシャルに大きな広告代を費やしているから、良いものを作れるお金がないんです」と。

しかし私から言わせると、ネットワークビジネスのほうが原価に使えているお金は少ないと思うんです。
本当に良いものがほしいのであれば、例えば1万8千円を払って商品を作ってくれる職人さんを捕まえ、2千円は利益で取ってくださいと言ったほうが、間違いなく良いものができるし早いな、と思います。

ネットワークビジネスをやっている人は、下の人が買ったその一部が収益として入ってくることになります。
しかも「売った人がもらえる」というワンパックではなくて、さらに下の人、さらにさらにその下の人の分も入る。

ということは、2万円の中のいくらが原価で、いくらが会社の利益で、いくらがディストリビューター(ブローカー)へのキャッシュバックか…
と考えると、原価は本当に数百円数十円の世界だと思います。

これがキャッシュフローを読めてる人は煙に巻かれません。
蓋を開けたら2万円のシャンプーが実は原価100円で作っていると分かった時に、「いいものだよ」と言えるでしょうか。

計算すれば目に見えてわかるんですけど、見ないようにしている。
もしくは自分でそこまで勉強していないから、知らない状態で「いいんだよ」といってしまうんです。


ネットワークビジネスというのは、頂点のお金持ちの人と底辺の人の2つでやるケースが多いですね。
中流の人たち(サラリーマンや公務員)は「これは詐欺だな」と思いやすいためやりません。

お金持ちの人がネットワークビジネスをやってる理由というのは、商品をネットワーカーの人たちに卸すためです。
だから、ネットワークビジネスをやっている人たちがお客さんなんです。

例えばどこかの社長が何か商品を作りました。
これをネットワークビジネスの商品にしようと思います。
元からいろんなところにチームがあるネットワーク上に卸したとしたら、その時点で利益が取れるからです。

つまり、「儲けたいから作る」というケースが圧倒的に多いんです。
広告費やコマーシャルにお金をかけない分、営業している人たちにお金が落ちているし、バックフィーが大きいからみんな頑張るわけですよね。


私がネットワークビジネスをやらない3つの理由

ネットワークビジネスで成功してお金を稼いでる人に出会ったこともあります。
ただ、「私はこれでお金持ちになりたくないな」と思いました。

それはなぜかというと、ひとつは「本質を知らないから」です。

ネットワークビジネスというのは組織作りとかコミュニケーションが重要なため、それにほとんどの時間を費やし、他の事を本質的に学べません。
自分で実践して実体験を通して学びを積み上げていくという時間が取れないんです。

ネットワークビジネスをやっている多くの方が言うのは、
「私のチームでは不動産投資でとても有名な人やビジネスで成功した人がたくさんいるから、ここに入りさえすればお金でわからないことが何もなくなるよ」というんですよね。

じゃあ、あなたは投資をやったことがあるのかと聞くと、ほとんどはやっていない。
全部又聞きなんです。


また2つ目に、トップの人たちが、お金を増やすためにこうしたらいい、ああしたらいいというマインド的なことを言うんですが、少し突っ込んだ話をするとはぐらかすことが多い。

「すごい人がいてね」ということしか言わなかったり、かなり昔のデータを出してきたりします。

金の価格や株価の位置など、リアルタイムの知識でないと意味がないのに、全然関係のないことばかり言ったりするんです。

3つ目は「他人に依存する」ということ。
これはもう仕方ないですね。

商品を作ったこともなければビジネススキームも作ったことがない。
そこに何もかもあるものを使って横流ししているだけなので、得られるものはお金と狭い範囲でしか分かり合えない友人だけでしょう。

この辺が私は嫌だなと思います。

何か問題が起きたとき、例えばネットワークビジネスの会社が消えてしまったり営業停止を食らった瞬間にはもう食っていけませんし、たとえ何千人という大きな組織を作っても一瞬にしてフィーが全部消えてしまうんです。

これは私にとってはリスクしかないなと思うんですね。


自分を資産化する

個人的にはネットワークビジネスで100万200万稼いでいる人よりは、
自分でなにか新しいビジネスを考えて作って実行している人のほうが興味がわきます。

つまり、私が興味のある人間はその人自身が自立しよう、自分を資産化しようと頑張っている人たち。
こういった人たちだけで周りを埋めたいと思っているんです。

私はよく釣りをしますが、釣りをするときは、やはり釣り仲間がほしくなります。
ひとりでやってても楽しくないですから。
そこへ「やったことはないけどちょっと興味があるんだよね」という人が来てくれたとします。

まずは魚のえさの付け方を教えて釣ってもらいますが、ここで自立している人は次からは自分で餌を付けて自分で釣ろうと頑張ります。
わからなかったらまた聞いたりするでしょう。

しかし、依存している人はずっと餌をつけてもらおうとする。
2~3度は私も付けてあげますが、何度も言われると「自分が釣る時間がないな」「楽しくないな」と思ってしまいます。

私の場合は何が楽しいかというと、例えば自分で頑張って釣りをマスターして
「一人で地方にいって○○で釣りしてきたんですよ!こんな魚が釣れて…!」とか言われたら、ものすごくワクワクするわけです。

釣りを教えたばかりなのに、もう一人で釣りをしに行って楽しんでいるんだ!と。
それを聞いたら私は「今度一緒に行かないか?」と言うでしょう。

これって自立した人同士で遊ぶときの楽しいっていう感覚なんですよね。

残念ながらネットワークビジネスにいる人たちというのは、何かに頼り続けている依存型の人たちが多い。
システム的にも、商品をずっと売るという何かに依存しないとやっていけない感覚になってしまうんです。

私たちのゲーム会では、ネットワークビジネスを私自身もやっていませんし、伝えてもいません。
そこにどっぷりはまってしまって自分の資産化を疎かにしてしまう人が増えてしまうからです。

物を売るためだったらやるかもしれません。
売りやすいのでいくらでも売れると思います。
でも売らないのは、そうやって物が売れてお金が私に入ったとしても、私がほしい人たちは集まらないからです。

ネットワークビジネスをやったほうがいいですか、悪いんですか?
と聞かれたら、私はそれほど言及しません。

やってもいいし、やらなくてもいいんじゃないかと思う。


けれど、「なぜ私がネットワークビジネスをやらないのか」という部分についてはお伝えしています。

ただ物を売りやすいからという理由だけでネットワークビジネスを取り入れません。

日本でそれをやろうと思ってもあまり誇れないし、自分で商品をコントロールできない。
友達を失うケースがあるし、ビジネスモデル自体がそれほど有効だとは思っていません。


だったら、自分で頑張ってビジネスをやって、それを応援するような仲間たちと一緒に時間を過ごしていきたい。
そう思うので、私はネットワークビジネスを勧めないのです。

ロバート・キヨサキさんはネットワークビジネスを肯定しているじゃないか、と言われますが
彼が言っているのは「学ぶこと・教育をすること」なので、私はそれを「肯定している」とは捉えていません。

そもそも私自身には、彼とは全く違った考え方があって、それに伴って行動しているんだと思っていただけたらと思います。


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