園原夫婦株式会社

   
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人生は「遺伝」か?それとも「環境」か?

皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「人生は『遺伝』か?それとも『環境』か?」です。

皆さんがお金持ちになりたいと思った時には、
変化を求めて行動していると思います。

この行動は、「遺伝」
つまり元々生まれ持ったものの影響による無意識なものなのか?

それとも「環境」によって人は変わっていくのか?
気になったことはありませんか?

実は、こういったことを研究している
「行動遺伝学」という学問があります。

結論から言うと、
私たちの行動を決めているのは
「遺伝」によるところの影響が大きいと言えます。

行動遺伝学は、人間の行動を遺伝によって証明していく科学です。

この学問の面白いところは、
遺伝によってすべてを説明しようと取り組んでいるのに、
どうしても説明がつかない部分があり、そこを追求しているところです。

研究方法は、一卵性双生児と二卵性双生児を比較することで行われます。

一卵性双生児は、
1つの受精卵から2人が生まれるので、
完全に同じ遺伝情報を持っています。

二卵性双生児は、
2つの受精卵から生まれるので、
およそ50%ほどの遺伝情報を共有していると言われています。

一卵性双生児が似ていれば遺伝情報が大きいと言えるし、
二卵性双生児が似ていたら家庭内の環境の影響が大きいということが言えます。

また、一卵性双生児なのにまったく似ていないということがあれば、
家庭外の環境、外的要因が大きく関わるという傾向があります。

このように一卵性双生児と二卵性双生児を比較すると、ある法則が3つ出てきます。


3つの法則

① すべての人に遺伝情報は伝達する
② 家庭内の環境の影響は青年期まで
③ 家庭外で自然に選択した環境によって説明される



両親からの遺伝が100%引き継がれるという証明はできません。
しかし、何かしらは遺伝されているということは言えるでしょう。

また、遺伝による差や個性は明らかにあるものなので、
その不平等を敢えて見なかったり、
「自分はダメだ」と思う必要はまったくありません。

遺伝による影響がある程度はある
と認識した上で、環境を推し量っていきましょう。


遺伝の影響が及ばないところとは、
「家庭内の環境」と「家庭外の環境」だと言われています。

小さい頃から英才教育を・・・
という話をよく聞きますが、将来的には実はほとんど効果がありません。

遺伝子というのは、ある特定の年齢にならないとスイッチが入らないからです。

それは、外的要因(家庭外でアルバイトをしたり社会と出会ってふれあう傾向)が強くなる時期です。

家庭内の環境が与える影響は青年期(16歳~20歳位まで)までで、
成人以降は、ほとんどが遺伝によって説明されると言われています。

つまり、16~20歳以降は
サラリーマン家庭であっても
自営業の家庭であっても、
どんな生い立ちであっても、あまり関係なく、
遺伝情報から無意識に選択して行動していることが多いというのです。

例えば皆さんが、4足歩行の動物を描いてくださいと言われたとします。

動物の種類はライオンや豚など、様々あると思いますが、
無意識に顔の位置を左側に描いていませんか?

自分が選択していると思っていても、
多くの人がいつの間にか左向きを選ぶという同じ行動をしてしまう。

これは、遺伝によって影響している部分と言えます。

但し、全てではありません。

例えば性格や個性、その人らしさというのは、
「家庭外の影響=独自に選択した環境」によって説明されます。

つまり、与えられた環境ではなく、
自分が価値があると思って選択した行動によって、
成人期以降は変化していくということが分かっています。


人生を変えたかったら環境を変える

人生を変えたかったら環境を変えましょう
という話を、私はよくします。

サラリーマンの方などは、
月曜~金曜まで同じ会社で働いているだけではなく、
セミナーに行ったり違う人と一緒にいることで、いろいろな影響を受けるでしょう。

ただし、とにかくなんでもかんでも
環境が変われば良いと思って行動していると、
何者になるかを自分で選択できません。

「自分がこうなりたいからこの環境を獲得したい」

というふうに選ぶためには、
自分の遺伝の情報だったり個性だったりを認めたり、
他の人の価値観を知った上で選択していく
というステップが必要だと私は思っています。

どんなに努力しても早く走れない、
どんなに勉強をしても頭が良くならない、
だから諦めよう、人生はどうせ変わらない、
と思う理屈は、残念ながら半分合っています。

ですが、もう半分は違います。
残りの半分は、自分で変える事が出来る範囲なのです。

行動遺伝学を学んで私なりの解釈を持ちました。

50%は遺伝情報によって動かされている
仕方のないことだと認めざるを得ません。

しかし残りの50%は環境によって変えることができます。


ただし、「与えられた環境では無理」ということが重要です。

例えば両親がよかれと思って英才教育をしたとしても、
その子自身が独自に獲得した経験ではないと身に付きません。

アスリートや芸術家の両親が、
子供に同じようなことをやらせて育てても
子供はやる気がない、ということはよくあります。

与えられた環境で人生を変えることができる
というのは、ほとんど不可能だと思っています。

ただ、それは一人前、成人になるまでの話です。

それ以降の人生を作り、
その人の運命を変えるのはその人自身です。

親のせいではなく、完全に自分が選択したものによって結果が変わってきます。

脳は20歳を超えると、特に前頭葉が萎縮して退化していくと言われています。
16~20歳頃は脳が一番大きな時なので、特に脳に大きな影響を与えられるのでしょう。

その時期に、完全に自分が選択した、
自分でやったと思えているものしか人生を変えられません。

私と同じようにセミナーやコンサルを主催している人は大勢いますが
やはり、上手くいく人といかない人がいます。

しかし才能や能力がないからといって、
「遺伝」で考えてしまう人は上手くいきません。

「遺伝」は差があって仕方がないものなのです。


与えられた環境では変わらない

人間が進化してきた過程を考えてみれば、
自分の裁量、自分で変化できる遺伝子の部分があるから面白いのだと思っています。

可能性が残されている、
だから生きる意味となるのでしょう。

変化するために生まれてきて、
変化し続けることが生きているという事だとすれば、
変化しない人生はつまらないものになります。

行動遺伝学を学んで私が思ったことは
「与えられている環境で人が変わるのは難しい」ということです。

私はこれまで多くの人の人生に関わってきました。

なぜ人が変化するのか、
お金持ちになれる人なれない人、
一流二流の差、マインドなど、色々見てきましたが、

自分が価値があると思って獲得した環境によって
遺伝子が書き換えられる可能性があると考えるならば、
そこにヒントがあるのでは?と思うようになりました。

だから、私たちのように伝えたり提供する側が、もっと優しく教えようとすることよりも
その人の決断する時間や学ぶ機会を奪わないほうが重要であると考えています。

人は自分が嫌われたくないので
優しくなって手を伸ばしたくなります。

しかし、それは考えても仕方のないことです。

嫌われたくないと考えていても嫌われるし、
何もしなくても好かれることもあります。

だから私たちが出来ることというのは、
その人にとって一番価値があるものを提供することです。

遺伝は変えられません。

もう少し足が長かったら、
もう少し背が高かったら、
という悩みを変えようとしてもなかなか難しいので、
今、変化できること、行動できることにスポットを当てた方が人生は楽しくなるでしょう。

ちなみに、体重や身長
90%以上を遺伝情報で引き継ぐと言われています。

また、認知的な部分(学力や頭の回転の早さ)は40~70%
性格や個性は30~50%の遺伝情報を引き継ぐと言われています。

ということは、自分の人生を生きようと思ったときに
「性格・個性」こそ、成人後にその人らしさが出てくる部分と言えます。

これが環境によって自分を
変化させることができると立証されている部分です。

ただし、独自に獲得した環境でないといけません。
皆さんが何か物事を決断するときには、確かめてください。

誰かや何かに依存して決めていないかどうか?
両親が与えてくれた環境にいるのかいないのか?

誰かにとってではなく
「自分にとって価値があるのかどうか」
を認識することが大切です。

価値があると判断した環境で獲得した経験が、
自分を作っていく可能性があるのであれば、
「決断して継続する」という行為をどんどんやって欲しいと思っています。

環境の力は大切ですが、
遺伝というバックグラウンドを踏まえた上で環境を獲得しようと思うのと
とりあえず環境を変えようと思うのでは
大きな差があるということを知ってください。

リスクをとってでもやりたいという環境に身を置く、そういう人の変化率は高いです。

できるだけ真実に気付いて自分で何かを行動する、
今の自分にとってギリギリを飛ぶ、

それが実現できれば、みなさんの人生は
もっともっと早く好転していくのではないかなと思います。


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