園原夫婦株式会社

   
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30代でお金に悩み始めたあなたへ
vol.1

皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「30代でお金に悩み始めたあなたへ vol.1」です。

30代というのは、一番お金の問題に直面していることが多い年代だと思います。

この時期、どうしたら良いんだろうと悩む方達の問題解決になれば良いなと思い、全3回に分けてお伝えしていきます。

30代のお金の悩み

30代になって出てくるお金の悩みをざっと挙げてみました。

・自宅 or 賃貸論争
・子どもの学費・習い事・受験
・保険(死亡・医療・学資)
・家族とのお金の関わり方
・将来の不安

まずは、マイホームがいいのか?
賃貸でずっと借りていたほうがいいのか?
という問題です。

お子さんが大きくなってくると、
一人部屋が欲しいと言いだす事もあるし、
姉弟や兄妹だといずれ別々の部屋が必要になってくることもあると思います。

今の家が手狭になってくると、
家を引っ越すか購入するかという話も出てくるでしょう。


また、結婚して子どもができると、
学費や習い事、受験の費用などがかかってきます。

例えば父親がサラリーマンで、母親が専業主婦の場合、
父親の給与をどのように子どもに使っていったらいいのか?
夫婦間で揉めることもあると思います。


次に保険です。

一人だったら医療保険だけ考えれば良いのですが、
扶養家族がいる方は、残される人たちのために何かしておきたいと思うでしょう。

医療保険以外に死亡保険などにも加入しておく必要が出てきます。


家族とお金の関わり方は、
例えば嫁姑問題や二世帯住宅の問題など、
両家の家族間の問題が出てくると思います。


そして、漠然とした将来(老後)の不安。
30代は働き盛りで一番稼げる時ではありますが、一番お金を使う時期でもあります。

今はいいですが、40代、50代、60代と
年をとって働けなくなった時に大丈夫か?
という漠然とした不安に悩む人は多いでしょう。


10代~20代は、将来のことや就職、夢などが大きな悩みですし、
社会に出てまだ浅い時期は、働き方の悩みなどがあるくらいです。

しかし、なぜ30代になると一気に悩みが増えるのかというと
「他者」との関わりが多くなるからでしょう。

結婚したり、子どもが生まれたり、
親の介護が発生したりとイベントが一斉に訪れます。

今回はこれらの悩みの中から
「保険」について取り上げて解説していきましょう。


保険について(独身の場合)

死亡保険や医療保険・学資保険など、
保険には色々な種類がありますが
そもそも「保険」と「投資」の違いはなんでしょうか?

私が皆さんにいつもお伝えしているのは、
投資して「攻め」ていくお話です。

対して保険というのは、投資をする前に
最低限の備えをするという「守り」の部分を固めるお話です。

しかし、日本人は「保険で儲けたい」
「たくさん保障が欲しい」と思う人が多いので、
必要以上に保険に入っている方がほとんどです。

保険は相互補助の精神で成り立っているものなので、
儲け云々ではなく、あくまでも「最低限の守り」を用意することだと理解していただきたいです。


では、最低限どれくらいの保険が必要なのでしょうか?

まず、30代で独身の方というのは、医療保険1本で十分です。

死亡保険というのは、自分が亡くなった後で
困る人がいる時にだけ掛ければいいものだからです。

死亡保険が必要なのは、結婚して専業主婦の奥さんがいるとか、
子どもが生まれてまだ小さいといったケースです。

その場合、遺族年金などで足りない分を
カバーするために、必要額を算出する必要があります。

そう考えると、扶養する人がいない
独身の方に、死亡保険は必要ありません。

それに、死亡保険金は亡くなった後に入るものなので、あなたには一切入りません。
あなたにとっては、ネガティブなお金なのです。

それよりも、元気に長生きしていく未来に希望が持てるように、
今から投資して欲しいと私は思っています。

自分が受け取れない保険で「死に金」を作るより、
その資金で投資経験を積んだほうが、何倍も糧になります。

独身の方も病気はしますが、私たちは健康保険(社会保険)に入っているので、大抵のことは賄えます。

それだけではちょっと不安という場合は、
月に1,000円~2,000円くらいの医療保険をプラスするだけで十分でしょう。


保険について(家族がいる場合)

保険を再検討する大きなポイントとなるのは、結婚・出産のタイミングです。

まずは死亡保険について考えてみましょう。

30代の夫と妻、子供が2人(5~12歳くらい)いるケースを考えます。

お子さんが5~12歳くらいの頃は、
まだあまりお金はかからないと思います。
最もお金がかかってくるのは、大学受験が始まるタイミングです。

このような状況の場合、今すぐに
「世帯主」が亡くなることが最大のリスクです。

この想定の基、掛けるお金を算出するには、
「残された妻と子ども達が成人するまでにいくら必要なのか?」
を考えなければいけません。

まずは、子どもが働けるようになる
18~22歳くらいまで、あと何年なのかを計算します。

まず、お子さんがいる妻(65歳未満の被扶養者)は、遺族年金の対象となります。

結婚しているけど子どもがいない場合は、
遺族基礎年金の対象とならないので注意して下さい。

どちらにせよ、掛け捨てで構わないので
死亡保険の受取人を妻にしておくのが良いでしょう。

遺族年金は、働いていた時の年収で変わってきますが、
ざっくり計算すると(遺族厚生年金と遺族基礎年金を合わせて)
月収20万円の人は、12万円/月 くらいの遺族年金が
月収30万円の方だったら、13万円/月 くらいが支給されます。

支給されるだいたいの額がわかったら、
お子さんが成人するまでに、あとどのくらい足りないのかを考えて逆算します。

例えば月に10万円足りない場合、
年間で120万円、10年で1,200万円となります。

この概算で出した1,200万円を保障する保険を、
定期10~20年の掛け捨てで検討しましょう。

死亡保険はお子さんが生まれたタイミングで検討しましょう。

また、保険には貯蓄性が高い物や
ドル建て、投資系など様々な種類がありますが、
投資と保険は完全に区別して考えましょう。

保険+運用など、お得だなと思うものもあると思いますが、
保険料コストがどんどん乗ってきて割りの悪い投資になってしまいます。

掛け捨て金額は年齢によって多少変わりますが、
2,000円前後で入れる、10~20年くらいの定期の掛け捨て保険を1本用意しておけば安心です。

これが最低限、考えなければならない事です。


医療保険については、ご自身とパートナー(妻)の分も、
それぞれ1,000~2,000円くらいの保険料のもので結構です。

50代・60代の方と比べて30~40代は病気になることが少ないので
最低限の医療保障がある掛け捨ての保険に入っていれば大丈夫です。

お子さんには、働けるようになったら
自分で医療保険に入るように言えば良いと思います。
成人するまでは親が払ってあげても良いでしょう。

夫:死亡保険・医療保険
妻:医療保険

この3本の保険で、月合計6,000円前後、これで十分です。

一世帯で1万円以上掛けていたらかけ過ぎ
と思っておけば目安になるかなと思います。

この機会に見直してみましょう。


学資保険について

学資保険については、解約返戻率があまりよくありません。

途中で解約したときに還ってくるお金が少ないので、
満期まできっちり持ち、お子様の成長の節目で満額を受け取る、
ということが出来れば検討するくらいですね。

しかし年間の利回りは1%未満、
10年間預けて7~8%程度なので、
投資に回して自分で備えを作りにいくほうが良いでしょう。

学資保険は、お金を貯められない人や、
未来の子ども達のお金まで使ってしまいそうだから強制的に積み立てたい、
という人なら利用しても良いと思います。

しかし、そうでなければ学資保険をわざわざする必要はありません。

毎月2~3万円貯金しているつもりで学資保険に掛けていて
やむを得ない事情で保険を取り崩さなければいけなくなった場合、
借り入れるか解約するしかなく、その際の割がよくありません。
十分に気をつけましょう。


未来は何が起こるかわかりません。
残念ながら不幸が起きるかもしれません。

だからこそ、最低限の備えは保険でカバーしますが、
あとは投資に回して今と未来のために資産を増やす努力をしましょう。

次回は「マイホームか賃貸か」と「家族とのお金の関わり方」についてお話ししていきます。


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