2019年の株式相場はどうなるのか?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日は「2019年の株式相場はどうなるのか?」というテーマです。
2019年の株式相場がどうなるのか、というのを思い切ってお伝えしようかなと思いましたので、じっくり検証していきます。
2019年1月11日(金)の日経平均終値が20,359円で引けております。
さて、今後どうなるのでしょうか。
(※撮影は2019年1月12日に行っています)
過去3年間の株価の大まかな動き
まずは直近の株価の動きをおさらいしていきます。
近年、株価はずっと上がってきました。
過去3年間を見たときに、一番安いところが2016年6月24日で14,864円の最安値を付けました。
そこから揉みながらも上昇を続け、2018年10月2日に最高値24,448円をつけました。
しかしそこから大きく下落し、記憶に新しい「ブラッククリスマス」と言われた2018年12月26日に18,948円と2万円を割ってしまいました。
2016年6月24日から2018年10月2日の2年と4ヶ月程度で、9,584円日経平均が上昇しています。
また、2018年10月2日から2018年12月26日の間の下落幅は5,500円。
9,584円上がって5,500円下がったという状況は十分調整があったという形なのですが、
この先株価がどうなるのか?これが気になりますよね。
断定するわけではありませんが、1つの考え方として「フィボナッチ比率」というのがあります。
これは、人間が心地よいなと感じたりこうなって欲しいなと感じる心理状況の黄金比と言われるもの。
株式チャートも人間の取引の集合体、心理の状況なんです。
だから、下落も上昇も「この辺で止まらないと気持ち悪いな」という部分が出てくる。
チャートにうまいこと線を引くと止まる目処になりますが、それが、反転の兆しになるんですね。
ですので、フィボナッチ比率で「反転」トレンドを探ることができます。
※「フィボナッチ比率」数学者が発見した、人間が心地よく感じる黄金比のこと。
自然界や芸術もフィボナッチで構成されることが多い。
ちょうど昨年末の暴落が始まる2日前の2018年9月30日に「リーマンショック級の暴落は来るのか?」という動画を上げさせて頂きました。
その後発表がありましたが、2018年10月の下げ幅というのが2,199円58銭。
この下落幅は、リーマンショック直後の2008年10月の2,682円以来、10年ぶりのことなのです。
奇しくも動画をアップした2日後に、下落幅だけで言えば10年前と同等程度の下落が起こった訳です。
これが当たったかどうかが重要なのではなく、もしこれが本当に10年のサイクルの中での「暴落」が起こったのだとしたら、問題なのはこの後どうなるのか、という話ですよね。
ではそのフィボナッチ比率を使い、どの辺で下げ止まって反転するのか、
というのを検証していきたいと思います。
1.38.2%
2.50.0%
3.61.8%
この3つの数字はとても有名な数字で
上昇幅×上記のいずれか分の下落で反転が起こりやすいといわれています。
例えば直近の最大上げ幅9,584円に対して38.2%の下落幅は3,661円、
50%だと4,792円、61.8%だと5,923円下落したときに、下げ止まりしやすい、と言われます。
9,584円上昇した2018年10月2日の日経平均24,448円からの下げ幅
1.38.2% → 3,661円の下落(株価20,787円)
2.50.0% → 4,792円の下落(株価19,656円)
3.61.8% → 5,923円の下落(株価18,525円)
これが、反転の目安となります。
4.76.4% → 7,322円の下落(株価17,126円)が目処になるケースもあると言われています。
これが下落幅の下限のメドと言われているところですので、ここまでは下がってくるケースもあると思ってください。
では1~4までの中間地点として平均値を計算すると株価18,956円。
今回のブラッククリスマスを見てみると、その日の株価は18,948で8円しか誤差がありません。
こうなるのは、大体みんなが同じようなタイミングで同じように意識する為なのです。
フィボナッチ比率から考える今後の株価の動き
他の株式相場を見たときには変わってきますが、
わかりやすく日経平均から今後日本の相場はどうなるのかというのを見た時に、
今このあたりの株価で止まっているということは、押し目買いのポイントかもしれないということです。
なんでもそうなんですが、一方通行で上がり続けることはありません。
もし上がり続けているのであれば、どこかで急激な反動が来ます。
膝を曲げないとジャンプできないように、
一度下がってからまた上昇するというのがいちばん考えられるパターンです。
なので、今後どうなるのかというと、何もなければこのまま上がっていくでしょう。
以前の高値24,448円をターゲットとして、次に第3波が来るのであれば、
直近最高値を超えて上昇する可能性があると言っても過言ではありません。
2018年12月26日の安値18,948円から10,000円を足した28,000円くらいまで行くかもしれないし、
30,000円を超えると予想する方もいらっしゃいます。
ここまで予測がどうなるのか、というお話をしましたが、いつも言っている通り、予測しても基本的にはあまり意味がありません。
例えば今日誰かに不祥事が起きたとか、大統領がなくなってしまったとか、不幸なことが起きたとかがあれば、ガクンと下がったり逆に上がったりする可能性もあります。
何かのひとつの出来事がきっかけで大きく変わってしまうことがあるので、正確に把握することに意味はないんです。
ただ、備えることが重要なんですね。
一般的にフィボナッチの比率から考えてみてみると
今、ちょうど上昇前のタイミングになっている可能性が高いです。
ただ、76.4%の心理的な節目(株価17,126円)を割るようなことがあれば、前提としているフィボナッチの比率が適用されませんから、次のターゲットは2016年6月24日の14,864円に向けて下がってくる可能性は十分にあり得ます。
ただ、それが起きなければ、上昇していってもおかしくないのではないかなと思います。
先日の「リーマンショック級の暴落は来るのか?」の動画や今回の動画にしても、
このタイミングで動画を上げさせていただくのは結構リスクがあるなとは思いましたが、
例えば園原はどんなふうに株式を見ているのかとか、
どういうところに注目して今後を見ているのか、
何に備えているのかをお伝えしたいと思いました。
備えるにしても仮説を立てなければいけませんので、その仮説をあらゆる角度から見て、
では自分だったらどのようにやっていくのか、という投資戦略・プランを持てるかどうか、
それが予測するよりも大切なことなんです。
こうなったらどうするかというプランニング、そしてその時の投資判断はどうするのか。
これがあなたが唯一コントロールできることです。
未来のことはみんな知らない未知のことで、みんなが気になることです。
なので、未来が読めるんじゃないか、予測できるんじゃないかという人のことが気になるかもしれませんが、そういう人もあくまでも仮説を色々立てて、そのいろんな仮説の中でどういうスタイルで行けばいいのかというのを見ているんだ、ということをわかっていただけたら面白いんじゃないかと思います。
株式投資を始めるチャンスの時
今後2019年がどうなるかはわかりませんが、株式市場についてもチャンスの時です。
高いときに買いにくいものも、だいぶ調整が入ってくれていますし、
良い銘柄が沢山落ちていますからじっくり銘柄を選んで購入して大きなリターンを得るタイミングがまたひとつ来ているんじゃないかなと思います。
株価が下がると、みんな怖くなったり見なくなってやめてしまったりする方が多いんですけど、違うんですよね。
こういう下がった時こそ「しめしめ!チャンスが来たな。じっくり探すぞ!」というふうに考えてほしい。
今からやり始める方は本当に有利だと思いますね。
仮説を立てていろんな考えを聞いて、最後には自分の選んだ銘柄で自分の判断でエントリーしていき自分を資産化する。
実践を繰り返して資産を増やしていく。
投資実践会ではこういった話をいつもお伝えしていますし、みなさんも実践してくれています。
自分で考えてチャートに線を引いてみてどうなるかを予想したり、投資計画を練ってみたりする。
こういった取り組みやプランを持っているかいないか、これがとても重要なんです。
今まではとっつきにくかったけど投資に興味が湧いてきた、チャレンジしてみたい!
と思った方がいれば、私の他の動画もぜひ見ていただけたらなと思います。