借金を返済するために今できる現実的な行動とは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日テーマは「借金を返済するために今できる現実的な行動とは?」です。
借金中は
「しんどい、苦しい」
「稼いだお金を全部返済に回して自分の好きなこともできない、つらい」
と思いますよね。
借金の金額や状況など、人によって感情は様々だと思います。
今回は実際にどのような行動をとっていけば良いのか「私ならこうした」という形でお話ししていきたいと思います。
マインドを変える
私自身、10代で数千万円の借金をして、自殺しようと思ったことがありました。
当時は「死のう」という心持ちになりましたが、結局のところ受け取り方次第で変化していくものなんです。
例えば、大企業の社長さんも最初は借金をしています。
お金を借りて商品を作り、それを販売して回収する。
飲食店もそうですね。
大きくお金をかけて設備投資をして、それを何年で回収できるかと考えるものです。
なので、借金をすること=ダメなこと・悪いことと思わなくても大丈夫です。
むしろ、その借金を返済できた後のことを考えてみてください。
ものすごく自信がつくと思いませんか?
もちろん借金をしてしまったことにより、苦しいという気持ちはあると思います。
しかし、受け取り方・考え方を変えてみれば
その借金を負ったという経験を積むことで自分をコントロールできるようになるチャンスかもしれないのです。
借金を返済することによるプラスの側面に目を向けてみてください。
行動を変える
では次に、現実的にはどういう順序で行動していけば良いでしょうか?
そもそも収支を改善する、良くするための行動は3つしかありません。
①支出を減らす
②収入を上げる
③利率を上げる(運用などで)
③は、投資しましょう、お金に働いてもらいましょう、ということで、これまでにもお話しをしてきたので割愛します。
今回のポイントは、この利率を上げる前段階で何をすれば良いか、ということです。
金利の負担が大きかったり、短期間でお金を返さないといけない状況だったり、月々払わなければいけないキャッシュフロー(支出)が大きい場合など、どんな状況であっても「まず①や②でできることを全部やる」というのは変わりません。
例えば収入が20万円で毎月の借金返済額を含む支出が20万円という、月々の収支がギリギリの場合、まずはある程度支出を減らして下さい。
そしてアルバイトや副業で収入を上げます。
収入を上げたタイミングやボーナスなどで、ある程度まとまった借金を優先して返すというのもアリです。
毎月の返済額を減らすことができ、少し余裕が出てくると
「借金を返済し終わった後にはきっと自分に自信が持てる!」と思えるようになり、やる気が出てくるものです。
だだし、借金を返済した後に目標を見失わないように注意してください。
返済できたという達成感で楽をしてしまっては、また借金生活に戻ってしまいます。
借金返済中は苦しいのですが「返さなければいけない」という強い理由が原動力になっています。
これは、半ば強制的に環境を買っていたというのと同じこと。
でもその枷がなくなったら堕落してしまう、というのでは意味がありませんね。
反対に、借金返済中に自分を律したことをそのまま活かして「この勢いのまま新しいことに挑戦してみようかな」と、前向きな行動に変えていきましょう。
未来の自分へ投資する
次に大切なことをお伝えします。
それは、「自分の未来に支払う」ということ。
借金中でも自分の将来へ投資してほしいということなんです。
給与から天引きをしてまず自分に支払いましょう。
返済や生活費を払って残ったものを自分に使う、というのではなく、まずは自分の将来、一か月後、三か月後の自分のためにお金を避けておく。
そのお金で投資し、失敗しても挑戦し続けていきましょう。
これは借金をしている最中の方でもやっていいんです。
むしろやらないと自分のモチベーションを保てません。
とはいえ、20万円の収入に対して20万円の支出がある状態では、先に自分に支払うのは不可能ではありませんが、結構きついですよね。
なので、まずは
・自分のバランスシート(収入・支出・資産・負債)をチェック、管理すること
・支出を減らして収入を増やし、ある程度まとまった借金を返済すること
・月々のキャッシュフローを改善すること
が大切です。
返済の優先順位
返済する優先順位については、借入金利(利率)や金額、また借金の数など利回りや精神衛生を考慮して総合的に判断していきます。
例えば奨学金や教育ローンなど、低金利で長期借入のものの(繰り上げ)返済は、後回しで構いません。
一方、リボ払いは早く対応する必要があります。
今、学生でも簡単にお金を借りられるため、このリボ払いが流行っていますが、利回りがすごく高いです。
簡単に借りられて月々の支払いも一定で楽に見えますが、総支払額はかなりの負担になります。
なので、ある程度まとまった金額が返せるなと思ったら、先に繰り上げ返済していきましょう。
受け取り方を変える力の効果
名だたる大企業の社長さんたちも、元々大きな借金をして苦しい思いをし「誰かに返済しなければいけないというプレッシャー」を活用して成功してきました。
要するに、とらえ方次第なんです。
皆さんの借金は個人的な借金であって、何かの仕事をするためにした借金ではないかもしれません。
情報商材や個人的な趣味で借金をしてしまったという負い目があるかもしれません。
しかし、借金は借金です。
借金という事実に対して「こういう理由で借金してしまったから良くない、悪い」と、受け取ってしまっているだけなんです。
ネガティブなマインドのままでいるメリットはないので、受け取り方を変えてしまいましょう。
今の借金を返済しなければいけない過程こそが、自分を変えてくれるチャンスなんです。
ただ一攫千金で借金返済を狙ったり、借金を返すために別の借金をしてしまうことは、絶対にしないでください。
たとえ株で一発当てたり、宝くじが当たって返済できたとしても、また同じことを繰り返してしまうと思います。
借金返済期間は、自分を律することができる人間になれるチャンスなのです。
3年なり5年なり、強制的に返済期間は決まっていると思います。
その長い期間で返せたら、自分に「できる」という自信がついていることでしょう。
今、借金を返済していて苦しい、未来がない、返済しても自分のために使えるお金がない、と思う方は
今一度自分のバランスシート(収入や支出)を確認して、未来の自分に支払えるお金を作って下さい。
借金を完済した暁には、自分の未来に使えるお金があるんだというマインドを持つことができます。
借金を重ねてしまっている時には、怖くて何もできないと思います。
なので、
これ以上借金をしないこと
そして、こつこつ返済しようと決めること
支出を減らそうと自分で決めること
残業でも何でもよいので収入を上げて、ある程度まとまったら優先して返すこと
ゆとりが少し出てきたら、ちょっとご褒美で使ってしまうことも多いと思いますが
そこをもう一歩我慢して、自分の未来のためにお金を少し避けてあげること
このステップを踏んでください。
いま借金がある方は、返済という行動を継続するために
自分にとってポジティブな強い理由を作ってみましょう。