なぜ人は変われないのか?
隠された人間の仕組みとは??
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日のテーマは「なぜ人は変われないのか?隠された人間の仕組みとは??」です。
人はなぜ変われないのか?
多くの人が勉強熱心で成功したいと思っています。
なのになぜ、人は変われないのでしょうか?
人は生まれたときから、痛みを避けて快楽を得るように、本能的に危険があったら守ろうとするようにプログラムされています。
痛みを避けて快楽を得たい、子孫を残したいというのは本能です。
変われないという問題は、それら本能に抗うことですから、非常にやっかいなのです。
人には、自分の居心地が良い「コンフォートゾーン」が設定されています。
コンフォートゾーンとは、自分がいちばん居心地の良い場所、いるべき場所、あるべき姿だと思っているゾーンです。
人は安心したい生き物です。
だから、安心できるコンフォートゾーンに私たちは留まりたいのです。
例えば、私はすごくボウリングが苦手です。だいたいスコアが60~80しか出ません。
ですが、500円やジュースがかかっているとスコアが150出たりします。
勝ちたい理由ができたから、自然とコンフォートゾーンが上がるのでしょう。
また、自分がいつも60~80のスコア(自己申告もスコア60~80)なのに
突然150や200をたたき出したら、周りの人たちは驚きどよめくでしょう。
そうすると、自分の居心地がなんとなく悪くなってしまい、無意識にガーターを出したりして、スコアが知らないうちに下がったりします。
つまり、環境によって大きく私たちのコンフォートゾーンは変化するということです。
ですが、あなたが仲良くなりたい人がスコア200を出す人で、その人の近くに居たいと思ったとします。
スコア200の人の周りにいる人は、やはりスコア150~200の上手い人たちばかり。
勇気を出して自分からその輪の中に飛び込んでいくと、自分一人だけスコアが低くて、とても居心地の悪い思いをすることでしょう。
でもその上手い人たちの中で練習していくうちに、いつしかスコア150を出せるようになったら、周りの人たちはとても喜んでくれると思います。
気になる人の近くに居続けるためにしがみついて、スコア200を出せるようになったら、200以上出ることが当たり前になっていきます。
この「居心地の良くない場所に居続ける」という行動を継続できる人が、成功できる人なのです。
成功できない人は、同じ所にずっと留まります。
それは、同じスコア60~80を出す人たちと一緒にいると、自分が一番上に立てるから嬉しいとか、優越感を得られるからかもしれません。
同じところに居続けることが悪いという訳ではありません。
ですが、成功したいと思うのであれば、居心地を変化させなければならないのです。
対価を支払う
よく私は、成功者の側にいれば良いですよと言いますが、そういった方達の側に居続けることは、実際には非常に大変です。
自分の能力の低さや格の違いを「これでもか!」と見せつけられると、メンタルは持たないものです。
仮に、スコア200~250出す人の側にいて投げ続けなければいけない環境に否応なくいるとすると
劣等感や居心地の悪さを少しでも和らげるために、スコアを上げるしかありません。
スコアを上げないと、自分の存在を否定されると感じてしまうからです。
ですが、そういう環境、つまり強制力をあえて作らなければ、人は変わることができません。
変わるために一番早いのは、時間・労働・お金のどれかの対価を払うことです。
自分にもっと時間があったらいいのに、もっとお金があったらいいのに、もっと仕事ができたらいいのにと思っている人は多いと思います。
もっとお金が欲しいと思っていたら、もっとお金を払いましょう。
もっと時間がほしいと思っていたら、もっと時間を払いましょう。
もっと能力がほしいと思っていたら、もっと能力を振舞って、みんなの役に立ちましょう。
私が皆さんに笑いかけたら、皆さんは笑いかけてくださるでしょう。
私が皆さんに殴りかかったら、おそらく皆さんは殴り返してくるでしょう。
殴ったのに笑われたらちょっと距離を置こうと思いますよね?(笑)
笑いかけたのに殴られたり、殴りかかったのに笑われたら、それは自然ではありません。
この世界は、生まれたら死ぬし、モノを押したら押し返されます。
不自然なことは何一つありません。
しかし多くの方は
お金は少ししか払いたくないけど、多くお金が欲しい
時間は少ししか働きたくないけど、たくさん時間が欲しい
能力は少ししか出したくないけど、ほかの人の能力は欲しい
こうなってしまっています。
これでは変われません。
例えば、ボウリングでコンフォートゾーンが60~80の人が、どうしても100以上出さないといけない理由があったとします。
この理由が、かなり明確でない限り変われません。
つまりお金に置き換えれば、経済的自由になりたいという理由がかなり明確でなければいけません。
自分の心がどこに向かっていきたいのか、どうなりたいのか、これを知ってあげてください。
知ることで、成功しなければいけない理由がわかります。
そうしたら次は、簡単です。
スコアが100以上出ている人の中に飛び込めば良いのです。
明確な理由が何もないまま飛び込むから、多くの方は失敗してしまうのです。
自分の今いるコンフォートゾーンよりも上に行きたい理由がちゃんとないと、例え上に上がれたとしても、すぐに今のコンフォートゾーンに戻ってしまいます。
逆もあります。
コンフォートゾーンより下の人と一緒にいればいるほど優越感を感じます。
しかし、そこに留まっていると、今度はどんどんコンフォートゾーンが下がっていきます。
これが「ぬるま湯につかる」という状態なのです。
決断・継続・理由
コンフォートゾーンを本気で変えたいと思ったら
決断すること、継続すること、そしてそのための理由が必要になります。
ひとつ欠けてもいけません。
人が変われない理由というのはとてもシンプルです。
逆に言えば、人は簡単に変わることができます。
「決断」「継続」「理由」
この3つがそろっていれば、半年や1年でお金持ちになる人も出てきます。
ただ、体系的にそれを教えてくれる人はなかなかいないでしょう。
私も再現性のあるものしか教えたくありません。
〇〇さんだったからできたんですね、というのが好きではないのです。
それは、自分が平凡なサラリーマンからお金持ちになった理由に、「非凡な才能があったから」とは全く思っていないからです。
それでも
園原さんだったからですよね、お金があったからですよね、お金持ちの人脈があったからですよね
と言われます。
行動しない人はことあるごとに理由をつけたがりますが、どれも大した理由ではありません。
それよりも大切なのは、自分の心の在り方だったりします。
自分の胸に手をあてて考えた時に「なぜお金持ちになりたいのか」明確にその理由を言えること、
その決断をする覚悟があること、そして止めずに続けることができること。
この3つが揃わなければ変われません。
変わりたいと思ったら、自分のコンフォートゾーンを引き上げましょう。
最初は居心地がものすごく悪いですが、徐々に良くなっていきます。
そして、居心地がよくなった分だけ、あなたは成功していると言えるのです。
例えば、当社で開催しているキャッシュフローゲーム会でも、初めて来た方は居心地がよくないと思います。
でもそれは、家庭でも会社でも、どこに属しても当然あります。
そこに飛び込む勇気と決断力があり、馴染もうとしたり、居心地の悪い中で発言しようとする、
それを続けると認められていきます。
そして、そこに「自分がいてもいいかも」と思い始めます。
ようするにマインドが変わり始めるのです。
根拠のない自信を持つ人と過ごす
皆さんが持っているコンフォートゾーンはどこにあるでしょうか?
例えば、月100万円の収入が当たり前だと思っている人
月20万円が当たり前だと思っている人
月1,000万円が当たり前だと思っている人
色々な人がいます。
自分が月15万円の収入であった場合、どのコンフォートゾーンの人と一緒に過ごしても、ものすごく居心地が悪いでしょう。
ただ、居心地が悪いところからよくしていくことで、成功していくと思ってください。
結局は自分を信じないと、行動には移せません。
行動に移せないということは結果も出ません。
よく、「思考は現実化する」と言いますが、思いが発動しないと動きません。
やれる!頑張ろう!と、やる気がでないと動くことすら無理です。
多くの人は、結果が出るから納得できる、うまくいっているから成功できるといって、実績を求めがちです。
しかし、実績がどのくらいあるか、ではなく
自分は本当にうまくいく
と先に思える人でないとうまくいきません。
根拠もなく絶対に成功できると思える人は、才能や育った環境によるところが大きいです。
しかし、多くの人はなかなかこういう考えを持てません。
なぜなら、生まれた時から両親などから刷り込まれたバイアスや、自分の中の罪悪感だったり無価値観というのはなかなか手放せないものだからです。
このバイアスを手放すために有効な方法は、根拠のない自信がある人と時間を共有することです。
もちろん、根拠がなくて失敗する人や詐欺師みたいな人もいるので、気を付けて下さい。
付き合うなら、根拠なく成功できると思っていて本当に結果を出している人のほうが良いです。
自分がそういう人の側にいって、質問をしたり話をするなど、積極的に成功者の価値観を学びに行けばいいんです。
そして「自分は行けるんだ!」「自分は月に100万円稼げるんだ!」「それぐらい自分は頑張ったんだ!」と思えないと、成功できません。
なぜ人は変われないのか?
それは、みなさんが様々なコンフォートゾーンを持っているからです。
そのコンフォートゾーンを変えたければ、決断し、継続し続けられるだけの理由を見つけて下さい。
自分がどう思っているか、これを明確にすることが大切です。
居心地の良い環境にばかり行くのではなく、居心地が悪いけど、自分が行きたいところにいる人と話ができるような環境に行ってみてください。