投資とギャンブルの違いとは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「投資とギャンブルの違いとは?」です。
投資とギャンブルの違いとは?
株は投資だという人もいれば、ギャンブルだという人もいます。
あるいは、パチンコは投資だという人もいれば
パチンコは絶対にギャンブルだという人もいるでしょう。
では、何をもってギャンブルで何をもって投資なのでしょうか?
それが分からないから、思い込みやバイアスで
上手くいったものを投資と言ったり、
上手くいかなかったものはギャンブルだと思ったりしがちですが、
その差は、プランがあるかどうか?によって線引きされます。
仮に何の考えもなく適当に株の売買をしていたとしたら、
私から見ればそれはギャンブルでしかありません。
そうではなく、どのくらいの資金配分で株の売買を行うのか?
どういった株にどのくらいの期間で投資しようとしているのか?
というのを説明できる方は、自分なりのプランを持っているので、投資をしていると言えると思います。
いわゆるギャンブルと言われるものでも、きちんとプランを持っていれば利益を出すことができます。
では競馬や宝くじなどの一般的にギャンブルと言われるもので、
リターンを出せる人と出せない人がいるのはなぜなのでしょうか?
1つは先述したプランがあるかどうかですが、
もう一つは控除率によっても大きく変わってきます。
プランのために知っておくべき控除率(手数料)
そもそも、どんなプランを持っても勝ち越せない(プランを組む理由がない)ものは存在します。
投資になり得るのかどうかの判断は、
「控除率が高いか低いか」によって決まります。
控除率とは、テラ銭(手数料)のことです。
例えば、宝くじ、競馬、ボートレース、パチンコ、スロットの中で
どれが一番勝ちやすいかを考えたことがあるでしょうか?
この中ではパチンコとスロットが一番勝ちやすいと言えます。
なぜかというと、「控除率が低い」からです。
それぞれの控除率は
宝くじ 50%、競馬 25%、ボートレース 25%、パチンコ 15%、スロット 10~15%です。
宝くじを例にしましょう。
100人からそれぞれ1万円ずつを集めて宝くじを行ったとします。
1万円×100人=100万円
この、1人1人から出されたお金のトータル金額(100万円)をどう配分するのか、というのが宝くじの仕組みです。
この時、宝くじの控除率が50%ということは、
運営費(手数料)として50万円が最初に差し引かれます。
そして、残った50万円を100人で分配するというのが宝くじです。
非常に不利なゲームなので、勝てるわけがありません。
競馬だと25%なので、100万円のうちの75万円を分配することになります。
例えば既に1,000万円の資金が集まっている競馬レースに、
自分一人で1,000万円を投入して倍にするぞ!と狙おうとします。
すると、入れたお金も含めて再計算されるので、まずオッズ(配当率)が変わります。
掛けられた合計金額は2,000万円になりますが、
25%の控除率があるため最大でも1,500万円にしかならないので、2倍にすることはできません。
ただし、プランがあって、そのルールを守れば勝てる可能性もあります。
実際に回収できるかどうかは、「控除率」によって大きく左右されると覚えておきましょう。
私も色々試してきましたが、ボートレースは無理でした。
スロットやパチンコなら勝てるかもしれませんが、
ずっと座っていなければいけないという時間的制約があります。
また、ほとんどの方が負けが込んだり
勝って調子に乗ってしまったりして、
自分の決めたルールを破ってしまって勝てない、ということも起きるでしょう。
資金コントロールや決めたルールを守ることが出来るかどうかが重要なのですが、多くの方はこれができません。
なので、それを強制的に管理してくれるような環境を作ることが、最も成功に近づきます。
結局、投資とギャンブルの違いとは、
「プランがあるかどうか?」
+
「控除率(手数料)が低いかどうか?」
によって線引きされるでしょう。
いわゆる公共のギャンブルと言われているものは、
テラ銭(手数料)がかかり、胴元が勝つようになっています。
同じく株式投資でも手数料はかかります。
その手数料やテラ銭を乗り越えた上で、
リターンを出すことができるかどうかを考えなければなりません。
そして、この考え方というのは、キャッシュフローを読めているからこそ出来る事です。
あとは資金量。
資金量の管理や資金に合わせたルールが必要となります。
逆に言えば、このルールを守ってさえいけば、
投資で勝ち越すことはそれほど難しい事ではありません。
なぜかというと、勝つことを目指すのではなく、負けなければ勝つからです。
感情的になって負けていく人が多く、その負けた分が勝った人のリターンになります。
これは、ギャンブルでも株式投資でもFXでも、少なからずゼロサムゲームと呼べる部分があるからです。
株式投資でも、全体が100人いたら7割の人が損をして3割の人が勝ちます。
FXなら8割の人が損をして、2割の人が勝つ。
当然、あなたが100万円負けたら、その100万円が別の誰かに入っています。
この辺を意識して、どんなプランでどうやって投資していくのか?
ということを考えれば、ギャンブルでも投資になり得ます。
ギャンブルを投資にしなくても良いのですが、
「投資」「ギャンブル」というのは、私たちが思い込みで言っているものです。
投資とギャンブルの違いは「プランがあるかどうか?」によって異なると考えて下さい。