園原夫婦株式会社

   
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投資で上手くいってもいきなり会社を辞めてはいけない3つの理由

皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「投資で上手くいってもいきなり会社を辞めてはいけない3つの理由」です。

最近、投資が上手くいっているという話をよく耳にします。

その中でも投資が上手くいった人から聞くのが
「投資が上手くいったので仕事を辞めます」という声です。

これは非常に危険な兆候です。

仕事を辞めてはいけないと言いたい訳ではありません。

いつかは仕事を辞めてライフワークを見つけたい、
そういう思いを持っている方が、私の動画を見ていたり、セミナーやゲーム会に来てくださっていることも分かっています。

ただ、いきなり仕事を辞めることにリスクがあると伝えたいのです。
その理由は、大きく分けて3つあります。

FCFをコントロールする

まず1つ目は、FCF(フリーキャッシュフロー)の問題です。

FCFとは、「収入から支出を引いた自由に使える残りのお金」です。

例えば30万円給料をもらっていて
25万円生活費で使っていたらFCFは5万円。

これが皆さんの未来に使えるお金ですが、
仕事を辞めると毎月のFCFが読めなくなりますよね。

するとここで「安定」を失います。

1,000万円や2,000万円を一括でもらうよりも
100万円を10回もらったほうが
人は安定しやすいし安心を感じやすいのです。

今までは毎月FCFが入っていたので心が安定していたとしても
FCFが読めなくなると、急にメンタルが不安定になったりします。

資産残高が多いとまだ安心しますが、
その残高が減っていくにつれてどんどん不安になります。

例えば、大きな震災で水道の蛇口から水が出なくなり、ペットボトルを買い込んだとします。
しかし、いくら買い込んでもペットボトルが少なくなるとまた不安になる、これと同じです。


投資の稼ぎ方には、キャピタルゲインとインカムゲインの2つの種類がありますが
キャピタルでいくら儲かってもなかなか不安は改善しません。

インカムゲインで安定したキャッシュフローを作ってこそ、不安は軽減されていきます。

毎月収入が入ってくるという状況があるから、
何も不安がなく取引ができたりするものです。

インカムが入ってくるような投資をしっかりしていて
毎月、不労所得(配当や家賃収入など)が入ってきていたら投資に悪影響はありません。

仕事を辞めたとしても大きな問題は起こりにくいでしょう。


取引ルールを曲げない

2つ目の理由は、「過度に取引回数が増えてしまう」ということです。

手元の増えたお金は、何もしなかったら減っていく一方です。

増やさないと、と思って
キャピタルゲインを狙って株を買ったり
不動産を売買して生活していくことになりますが、これが仕事みたいになってしまいます。

仕事を辞めて専属のトレーダーみたいに運用を行ってしまっては、
それはもはや時給換算しなくてはいけません。

額面が多いと、10%、20%儲かったときのリターンは大きいので
割りがいいと言って会社勤めより投資を選ぶ方は多いと思いますが

仕事で安定収入が入ってこないので
「何とかして利益を出さなければ」
と取引回数を増やしてしまうことにつながります。


今までは安定的に取引できていたとすれば
それは会社へ行って、休み時間に
たまに株価を見るぐらいの感じだったからでしょう。

それが、会社を辞めてしまってからは毎日暇ですから、
デイトレードのごとく何度も株価を見て取引をしてしまいます。

何度もトレードを見直していると、
さっきのトレードがやばいんじゃないかと、疑念が膨れ上がってきます。

初志貫徹で最初に決めた投資は上手くいきやすいのですが、
何度も見たりすることでルールを曲げてしまうことがあります。

自分のプランやルールを曲げると、
過度な取引をしてしまったり、
「稼がないとお金がない」と思って、不安でいっぱいになってしまいます。

そういう不安を味わいたくなくて会社を辞めたのに、
また同じような現象が投資の世界でも起きてしまうのです。


ライフワークを見つける

3つ目は、「社会資本を失う」ということ。

実際、これが1番大きいんじゃないかと思っています。

私が会社を辞めた時に思ったのは、
いかに社会との繋がりに人は価値を感じていたのかということです。

会社を辞めると社会資本がプツンと切れます。

当たり前に繋がっている人脈だと思っていたことも、
実は案外そうではなかったりするものです。

そこの会社に勤めていて信用があったからいろんな人が付き合ってくれていた、というケースはもちろんあるし、
社会的な情勢に対しても知識や経験が増えていったと思います。

これを、しんどいから、忙しいから、好きな時に寝たいから、という理由で辞めたら
その後の人脈や社会との繋がりを、新たに自分で築いて行かなければなりません。

それはなかなか難しいし、話も合わなかったりします。

最終的に私たちは、お金持ちになりたいとか、お金が欲しいと思っていますが
実はその後、そのお金でプラスアルファの時間だったり、人との楽しい時間や繋がりを求めているんですよね。

なので、人との繋がりがないまま会社を辞めてしまうと
本末転倒になってしまいます。

例えば嫌いな上司だからとか、嫌な会社だから、パワハラだからとすぐに辞めたとして、
(本当にブラック企業であれば辞めてもいいかもしれませんが)
その中には、良い友達だったり良い先輩が少なからずいたと思います。

それが、会社を辞めるとなかなか会わなくなって繋がりが薄くなっていってしまい、最後には鬱になる人も多いのです。


会社を辞めるタイミング

では、いつ会社を辞めたらいいのでしょうか?

キャピタルゲインだけで仕事を辞めると、
せかせかしたり気持ちが焦ったりしがちなので
まずインカムゲインで基盤を作ってきましょう。

ただし、インカムゲインはキャピタルゲインと比べて増えるのが遅いです。

インカムゲインは不動産からの家賃収入や株式の配当金などですが
投資額に対して額面が小さく一気に増えてはいかないものなので、
すぐに毎月の生活費をカバーするだけの不労所得を作るのは難しいと思います。

それでも不労所得を作っていった時に、このインカムの金額が
「今の支出の6割以上」になっているかどうか?
ここがポイントになってくるでしょう。

早くラットレースを抜けたいと思っている方、
特に若い方などにオススメするのは
支出の60%くらいの不労所得を得ることです。

例えば毎月の支出が20万円だとします。

20万円×60%=12万円のインカムゲインとしての収入があれば
残りの8万円は節約したり、安いところに引っ越したりすることで生活できます。

ちょっとまずいかなと思うくらいのプレッシャーを与えながらラットレースを抜けるというのは
自分を責め立てつつ挑戦できるので、非常に良い環境を買えることにつながると私は思っています。

最悪、転職もできるので、半分くらいの支出をインカムで補えていれば安心材料でしょう。
勇気のある方やリスクのとれる方にはちょうど良いプレッシャーだと思います。

中でも若い方や独身の方、特に20代・30代男性独身の方にはおすすめです。

奥さんがいるとかお子さんが小さかったら、なかなかリスクを取りにくいでしょう。

既婚者の方でパートナーの許しが出ないのであれば、
納得してもらえるインカムゲインが入るまでは我慢するしかないですね。


ちなみに、支出の100%以上の不労所得を得て、
完璧にラットレースを抜けてから仕事を辞めようと思っていても、意外と辞めなかったりします。

これまでの社会資本が、実は心地よくなってくるからです。

不労所得が入っているので心が穏やかになっているため
これまでうっとおしいと思っていた上司も可愛いなと思えるようになったり、
意外とこういう人がいないと楽しくないかもな、と思ったりして
社会との繋がりに価値を感じたりするのです。


ラット抜け後を考える

ラットレースを抜けた後に本当にしたいことを設定してくださいと
他の動画でもよく言っていると思います。

ラットレースを抜けるだけだったら、簡単に導けると思っていますが
ラットレースを抜けた後に、その人が「何のために人生を生きるのか」というところまでの責任は持てません。

私があなたの人生を生きるわけではないですから。

ラットレースを抜けると暇になるので
「本当にしたいこと」がないと鬱になったり、
何のために生きているんだろう、などと考えることが増えてしまいます。

なので、ラットレースを抜けるまでは、
ある程度の負荷をかけるか目標を設定してください。

飴と鞭のどちらかでいうと、ある程度達成するまでは鞭のほうが効きやすいです。
最初のほうに飴をあげたらそれだけで何もしなくなってしまいますから。

ある程度ラットレースを抜けたら、次は絶対に飴を用意しましょう。

飴は自分よりも尊敬できる人、自分よりもすごいなと思う人、
こんな生き方いいなと思う人、憧れてる人などを見つけて参考にしてみて下さい。

「ああいう風になってみたい」という向上心を奮い立たせましょう。

何もしなくても食っていける状況では、人は動きません。
だから外に見つけていかないといけないのです。

自分がいいなと思う生き方とかライフワークをしている人たちを参考にした旅もいいでしょう。
そこにお金を使うことは自己投資だと思います。

様々なコミュニティやセミナーに行ったりしても面白いと思います。
よく60歳、70歳になってからそういう趣味の会に行ったりする人がいますが
もっと早い段階で行ったほうが良いでしょう。

そういう風に順番を変えて早めにやったほうが、
人生を楽しく生きられるのではないかなと思います。

私も妻も、「何を成していくのか?」といつも考えています。
「何の為に生きるのか」という問いの答えに正解はありません。

ラットレースを抜けるまでは、どうしたら効率が良くなるかなどを考えます。

例えばゲームでも、
ある程度まではこの武器を使ったほうがいいしこの町へ寄ったほうがいい
などありますが、ラスボスを倒した後のあの彷徨っている感じは楽しくありません。

レベル99で不毛に魔王をずっと倒していて、
ふと「何をしているんだろう」と思ったりする・・・

あの状態でもゲームを楽しむって難しいですよね。

ラットレースを抜けたらそういうことが待っているので、準備しておいてください。

ライフワークは何か?
ラットレースを抜けたら何をするのか?
それを決めたうえで会社を辞めるのであれば、心を保てるかなと思います。

投資にはキャピタルゲインとインカムゲインの2つしかありませんが、
キャピタルゲインが十分だからもういいと思うのは、非常に危険です。

インカムゲインは増えるのが遅いですが、私たちを冷静にさせてくれます。

しっかりと戦略やプランを練った上で会社を辞める判断を行っていきましょう。


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