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お金で「買える幸せ」と「買えない幸せ」とは?

皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「お金で『買える幸せ』と『買えない幸せ』とは?」です。

be do have お金で買えない幸せとは?

私にはお金が全くなく困った時期がありました。
今では気にすることなくお金を使えています。

両方経験してきたからこそ、
やはりお金で解決出来る範囲というのは多いと感じます。

ただ、昔はお金で全部解決してやろうと思っていた時期があったからこそ、
どんなにお金を積んでも解決できないこと、「お金で買えない幸せ」というのがあるんだなと実感しています。


では、お金で買える幸せとは何でしょうか?

何かが欲しい、どこかに行きたいという欲求があると思いますが
この手の類いはほとんど、お金さえあれば解決します。

例えばいい家に住みたい、安心がほしい、いい時計を身につけたい、車がほしい・・・
こういった欲求はほとんどお金で満たすことができます。

ただ、「なりたい(be)」という欲求は、
お金を払うだけでは満たされません。

「自分自身が自分を好きになれるか?」
「自分がどうなりたいか?」
といった部分については嘘がつけません。

これらを分かりやすく分ける時に
be do haveという考え方があります。

be → どんな人間になりたいか?(在り方)
do → 何をしたいか?(旅行・趣味など)
have → 何を持ちたいか?(家・車など)

doとhaveに関しては、お金で買うことができる幸せです。

旅行に行ったら欲求は満たされます。
良い車に乗ったり、いい家に住むことで、
安心や安全など色々な欲求を満たすことが出来ます。

しかし、beに関してはお金で買うことができません。

尊敬している人や憧れている人の真似をして、
その人が身につけている時計と同じ物を買ったり、
服を買ったり、同じような行動をしてみたとします。

そうした場合、周りからは賞賛を得られるかもしれません。
「成功した人生で羨ましいですね!」と言われるかもしれません。

しかし、本人がそう思えたかどうかは別なのです。

この「be」は、「マズローの欲求五段階説」でいうと
4番目の「承認(尊重)欲求」や5番目の「自己実現欲求」にあたります。

oshiete051-maslow
どんなに周りから「すごいですね」「いいですね」と認められたとしても
自分自身がそれを認められず

「着飾っているだけだ」「みんなを騙している」「他の人から認められていない」
と思っていた場合、幸せを感じる事は難しいでしょう。

幸せというのは、あくまでも
その人自身の価値観や尺度で感じるものです。

私は、「価値があるなと思えることを一貫してやり続けられること」が幸せだと思っていますが、
みなさんそれぞれ幸せの尺度は違います。


まず、承認欲求というのは、
周りは騙せても自分は騙せないというところにポイントがあります。

どんなにお金を使って周りから賞賛を受けても、
自分が見栄を張りたいがためにお金を使っているケースというのは多いものです。

実際に、ものすごく努力した人と面と向かって話したり、
憧れている人と対峙した時にその人の生き方や重みを感じてしまうと、
相手から「同じように成功してすごいね」と言われたとしても(恐らく見抜かれてしまうと思いますが)、
自分自身は「できていない」「どれだけお金をかけて真似しても無理」と分かってしまいます。

憧れの人と同じようになりたいと思ったら、その人と同じ考えや行動を、
時間をかけて、お金以外の方法で手に入れて、積み上げていかないといけません。


また、自己実現欲求というのは、
自分の世界観・人生観に基づいて「あるべき自分」になりたいと願う欲求を目指します。

これが「存在欲求」と呼ばれます。

「自己実現欲求」は、周りではなく自分がどう思うかというところにベクトルが向いているので
お金で何かを買ったとしても、「自分は幸せなんだ」と自分自身を騙すことはできません。

自分の「存在価値」を自分で感じられるかどうかが重要なのです。


愛情や友情がお金で買えない理由

こういう話をすると必ず出てくるのが
「愛情」や「友情」についてはどうか?という質問です。

これについては言わずもがな、
お金で買えるようなものではありません。

私が説明するべくもなく、皆さんもわかりきっている事だと思いますが
なぜお金で買えないのかというと、「相手ありき」のことだからです。

自分だけが満たされたとしても、それは愛情や友情とはいえません。

自分がどれだけ相手のことを愛していても、
例え高価なプレゼントをあげたり、お金を出して無理矢理一緒に住んだとしても、
「その人の心がない」と、自分が感じていたら意味がありません。

友人の分までお金を出して一緒に旅行に行ったとしても、
お金を出しているから付き合ってくれるだけなのかもしれないのです。

それは、本人が一番わかっているはずです。
お金を出せば出すほど、相手に「この人はお金を出してくれるから付き合う人」と思われてしまうかもしれないのです。


愛情も友情も、結局一人の話ではなく、
二人で歩み寄って共感できているかどうかによります。

相手の気持ちというのは、本当には分からないものだと思いますが、
歩み寄ろうとしたり、分かろうとする気持ちがぶつかる時に、通じ合ったり心が熱くなったりするものです。

結局、「お金で何でも買えるんだ!」と横柄な態度を取っていては、誰とも何も共有できません。
そういう人と何かを共有したいと思えませんよね。

しかし、人は相手に対して
「ダメなところもあるんだな」「人間らしいところもあるんだ」「おもしろいな」と感じると
弱さや恥ずかしいところも共有できたりするのです。

自分の弱いところやダメなところを認めて相手と共有すると、自分も心が軽くなったりします。
そういったホッとする気持ちも、お金で買うことはできません。


自分と向き合うことで得られる幸せ

世の中にはお金で買える部分と買えない部分が間違いなくありますが、
周りからどう思われても自分自身が「この幸せはお金で買えていない」と思ってしまったら、それが答えでしょう。

人の欲求の8割くらいの「do」や「have」に関してはお金で解決できることが多いですが、
欲求を満たしても、またすぐに欲しくなったり、またすぐに旅行に行きたくなるのです。

この欲求は尽きることがありません。

「be」こそが、残りの2割の欲求であり、
一番自分自身にとって価値があることなのでしょう。

成功してお金持ちになって、8割の欲求をお金で解決出来るようになったとしたら
2割の「be」に目を向けださなければならないステージが、皆さんにも訪れると思います。

お金の問題ではなく、家族や友人との関係、仕事仲間とのコミュニケーションなど、
アドラーが言うところの最大の悩みや問題である
「対人関係」にメスを入れていかなければいけないのです。

ところが、成功してお金持ちになっていれば、
家族や友人などとの関係もお金でごまかすことができてしまいます。

相手もそれでごまかされてしまうこともあるでしょう。

ですが自分自身は「ごまかしている」と分かっていますよね。

なので、憧れの人と話した時などにコンプレックスを感じたり、
一度ウソをついてしまうと、どんどん苦しくなります。

これは自分と向き合うことから逃げているから苦しいのです。

お金で買えない幸せとは、自分自身と向き合い、
自分の感情や心、人間関係について
積み上げていかなければ得られないものなのです。

レベル1からコツコツ積み上げて、クリアするまでの過程があり、
自分自身を「よくやった」と認められるからこそ、幸せを感じることができるのです。

それをお金でポンと買っても、一瞬その物理的欲求は満たされますが
自分が自分を認めてあげるという欲求は満たせません。

お金持ちになっても悩みはなくならないし、欲求は尽きません。

私なりの解釈ですが、自分が経験してきた中では
「お金で買える幸せ」と「買えない幸せ」の違いというのは、
自分という存在を自分が心から好きになれるかどうか?
で決まるのではないかと考えています。


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