本の正しい読み方とは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
今回のテーマは「本の正しい読み方とは?」です。
本を読むこと=インプットではない
あなたは本を買う時、どんな基準を持って選んでいますか?
色々な理由はあると思いますが、
ほとんどは何か新しい知識を得たいと思って
本を探していることが多いのではないでしょうか?
知らないことを知ろうとする、
つまり「インプットのために行動している」と思われていると思います。
しかし、「本を読むこと=インプット」ではありません。
実は「本を読むこと=アウトプット」なのです。
多くの人がインプットのために読んでいると思っているため、本を活かすことができていません。
実は、私たちが本を選ぶ時、
まったく新しい知識をインプットするために本を選ぶことはできません。
まったく新しいことというのは、
現状まったくわからないことだからです。
私たちが本屋で「これは勉強になりそうだな」と思って手に取る本には
聞いたことのある言葉が載っています。
今までに聞いたことがあるから、
知っているから、手を伸ばしただけなのです。
つまり、インプットではなく「確認のために本を選んでいる」のです。
読んでみて「勉強になったな」と思った本を見返してみましょう。
例えば「金持ち父さん貧乏父さん」や「キャッシュフロー」「お金持ち」など
言葉が違っていても、知っていることを連想させるようなキーワードやストーリーがある本を無意識に選んでいるはずです。
本を読んで「勉強になった」と思っても、
実はただ忘れていたことを思い出しただけなのです。
本からのインプットは非常に難しいものです。
本当に新しい知識を得ようと思ったら、
まったく知らない言葉の本を、辞書を片手にしながら苦労して読む必要がでてきます。
「インプット=本当に新しいことを知る行為」はとても脳に負担のかかる作業なのです。
2つの価値ある本の読み方
たくさんの本を読んでもなかなか結果が出ない、と悩んでいる方は多くいます。
それは、インプットできていないままアウトプットばかりしているからです。
そのアウトプットにもパターンがあります。
上手くいかない人は、同じ系統の本を買っても何度も楽しむことができます。
上手くいっている人は、「あー、これか」と内容をすぐに理解できます。
多くの人が「新しい本を買った」と思っても、
今までと似たような内容の本を買っているものです。
自分の本棚を見てみてください。
きっと似たような傾向の本がたくさんあるでしょう。
新しい本を読んだ時に「あぁ、そうだ」と確認しながら読めている人は、本が無駄になることはありません。
一方、毎回新鮮な気持ちで「面白い」と思って読んでいる人は、何回も同じ失敗をしてしまう人です。
これこそ無駄な行動だと私は思っています。
また、本当に価値のある知識や新しいインプットを得たいと思ったら
まったく経験したことがない内容の本を買って読んでみましょう。
新しい知識を得ない限りお金持ちになれない、と思ったのなら、
苦しくても辞書を片手に読むことは価値があることだと思います。
やりたい仕事のために英語が必要だったら
英語のテキストを買って読むのと同じです。
せっかく2,000~3,000円のお金を出して本を買って読むのであれば
その価格分以上、回収して欲しいなと思っています。
一番簡単な回収方法は、明らかに必要だと思う知識が載っている本を読むこと。
例えば、簿記は使わないけれどお金持ちになりたいので、
「財務諸表の読み方の本」を初めて苦労して読んで、なんとなく理解しました!
このような行為は投資回収できているといえるでしょう。
今までやってきたことを確認するように本を読むことで、
自分のモチベーションを上げるという方法もありだと思います。
・インプットを得る
・モチベーションを保つ(アウトプットする)ために読む
このどちらかを意識して本を読むことをオススメします。
例えば朝の電車の中で、お金持ちの思考に関する本を読み
「今日1日頑張ろう」とモチベーションを上げる。
こういう本の使い方は積み上がりますね。
数カ月に1回本を読んだだけで人はそんなに変わりません。
すごく感動する映画を観て「私も明日から人にやさしくする!」と心に誓ったとしても
次の日満員電車に乗ったらそんな思いはどこかに消し飛ぶものです。
意思を高めようと思っても、人の意志の力はたかが知れています。
それよりも、自分を変えるためには環境を変えることを意識することが大切です。
移動中に本を読んだり、お金を払ったのだからと強制的に読む時間を設定するなど、
本の読み方にも注意しましょう。
本を読むということは、限りある命の時間を使うということでもあります。
せっかく時間を投資するなら、慎重に選びましょう。
・新しい知識をインプットするために、面倒でも辞書を片手に読む
・自分のテンションを上げるために読む
どちらかであれば価値のある本の読み方になると思います。
ちなみに私も書籍を2冊出しています。
おそらく「モチベーションを保つ本」に入ると思いますので、ご興味がある方はぜひ一度読んで下さい。
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