年代別のラットレースの抜け方とは?(20代~50代)
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日のテーマは「年代別のラットレースの抜け方とは?(20代~50代)」です。
20代でラットレースを抜けるコツ
20代でお金持ちになりたい、と思っている方は、
家や車を持っていないケースが多いです。
そのため、すごくシンプルなバランスシート(収入と支出だけ)になっている可能性が高いでしょう。
収入-支出=フリーキャッシュフロー(自由にできるお金)
これだけであって、負債は持っていないケースが多いと思います。
30代になると、
子どもが生まれて大きな家に住むときに住宅ローンを組んでいたり、家族用の車を購入したりと、
負債を持ってしまっているためラットレースを抜けにくくなります。
しかし、20代は信用が低いためそもそも借金があまりできません。
結婚もまだ考えていないというケースも多いでしょう。
そうすると、月々の生活費は20万円を切るはずです。
20代は少ない不労所得でもラットレースを抜けられるという、有利な状況と言えます。
20代のいちばんのコツは
「とにかく負債を持たないこと、借り入れをしないこと」です。
毎月の支出となるおよそ20万円の不労所得を得るために、
まずは負債を買うのではなく、資産を買うようにします。
20代の投資は、経験にお金を使っていくというのもポイントです。
体験や人と出会うためにお金を使ってもムダにはならないので、ガンガン使いましょう。
若い分、目上の人からも可愛がってもらいやすいので、
成功している人や、自分が良いなと思う人のセミナーや飲み会に行ってみて、
自分を見てもらうために何かできないかな?と考えて行動に移しましょう。
私も20代当時は実績も何も持っていない中で
相手がどうやったらこちらを振り向いてくれるのか?
そのためにお金をどう使うのか?
成功している人達が喜ぶようなお金・時間の使い方は何なのか?
といったことをひたすら考えては実行していました。
この行動で吸収したものを使って
不労所得20万円を作る、というのが最短のルートだと思います。
30代~40代でラットレースを抜けるコツ
30代・40代は負債を持ってしまっているケースが非常に多いため、
資産と負債、収入と支出のバランスが非常にタイトです。
フリーキャッシュフロー(収入-支出)が少ないのでやれることが少ないし、
ボーナスでぎりぎり収支を保っている人も多いでしょう。
30代・40代のいちばんの弱点は
「自由に使えるお金、将来のために使えるお金がないこと」です。
そのため「フリーキャッシュフローを最大化する」というのが
最初にやらなければいけないポイントとなってきます。
フリーキャッシュフロー(FCF)を上げるためには
1.「支出を抑える」
2.「収入を上げる」
3.「利率を上げる」
という順に行っていきます。
ただ、支出を下げたくても、家を買ってしまっていたり、
車も持っている、子供を塾に通わせているなど、
既に減らせない支出・負債を抱えていることがあります。
そのため支出を下げるのがなかなか難しいケースが多いのですが、
それでもある程度は支出を見直したほうが良いと思います。
収入を増やすためには
今の仕事で残業を増やすのか?副業するのか?
という話になりますが、これは投資ではありません。
投資よりも先に収入を上げる必要があります。
20代であれば、いきなり投資をしても良いですが、
30代・40代であれば、サイドビジネスや副業を視野に入れて、
あくまでも「労働力」を使ってFCFを高めることが大切です。
サイドビジネスや副業から
例えば毎月5万円入るとすると
生活費を上げなければ、毎月のFCFが上がります。
月5万円増えたら年間で60万円、投資に回すことができます。
この状態を作ることが最優先です。
不動産投資などは年収の高いサラリーマンの方ならやる意味もありますが、
一般の年収の方は基本的に借入などせずに、まずは収入を上げて
自由なお金を増やし、そのお金を使って投資する
というのが王道です。
子どもがいる30代40代の場合は、
高校・大学受験などでお金が出ていきます。
子どもが小さければ、そこまでお金はかかりませんがその分手がかかるので、
投資の勉強の時間を確保するのも大変です。
ですがまずは、1.「支出を抑える」と2.「収入を上げる」に集中して、
FCFを増やしてから「投資をする準備ができた」と思いましょう。
50代以降にラットレースを抜けるコツ
50代は子どもが既に家を出て
自立して生活しているケースが多いでしょう。
大学費用など一番お金がかかっている時期である可能性も高いですが、
お子さんは卒業して自立し、自分で生活していく場合で考えてみます。
この年齢になると給与も上がっている場合が多く、
案外とFCFは貯めやすくなります。
20代と、50代以降の人たちは、
投資をするという点においては
非常に有利な時期にあると言えます。
ただ、20代~40代である程度 投資を経験していれば、
大きな金額で運用してもあまり失敗しませんが、
50代で初めて投資をする場合は、いきなり大きな失敗や損失を出すことがあり、
投資を辞めてしまう方が一定数でてきます。
50代で初めて投資をする方がラットレースを抜けるコツは
20代とはリスクの取り方を変えることです。
50代以降、収入が途絶えてしまう時期がいつかやってきます。
65歳から年金が入るといっても、たいていの人が月5~10万円くらい赤字になるので
リスクが低いもので投資したいと思う方が大半です。
この場合は、積極的に自分を資産化することに集中しましょう。
50代でも投資を学ぶのは全然遅くありません。
私が50代だったら、人に任せたりETFを買ったりするのではなく、
自分で株や為替を買ったり、ビジネスを始めたり、不動産を買ったりするのにお金を投じます。
退職後に、次の仕事やビジネスをやりたいと思っている方もいるでしょう。
そういった方はどんどん経験を積むことにお金と時間を注いで良いと思います。
そうではなく、老後を悠々自適に生きたいと思っている方は
「株や為替、不動産」をチョイスしたほうが安全です。
セカンドライフを実りあるものにできるかどうかは、
あなたのお金に対するIQやEQのレベルによって変わってきます。
どうか投資を楽しみながら、ラット抜けを全力で目指してみてください。