不労所得と副業の違いとは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日のテーマは「不労所得と副業の違いとは?」です。
副業は不労所得になるか?
あまりバランスシートを書いたことがない人だと、
「副業」を、不労所得を生み出す「ビジネス」の枠に含めてしまうことがあります。
ですが「不労所得」とは
「自分が働かなくてもお金が入ってくる仕組みがある」ということを指しています。
たとえばあなたが社長だとして、
あなたがその場にいなくても、海外旅行をしていても、
どんな状態でもお金が入ってきたら、それは不労所得です。
(Bクワドラント)
一方、あなたがいないとお金が入ってこない仕組みは、
ただ労働しているだけなので、不労所得を得る仕組みがあるとは言えません。
(Sクワドラント)
自分が働いているということは、どこまでいっても「仕事」でしかありません。
なので、副業だけだと不労所得を生み出すビジネスを作り出すことは難しいでしょう。
では、どうすれば副業から不労所得を得られるようにできるのでしょうか?
重要なのは「仕組み」を作ることです。
不労所得の仕組み
例えば、Aさんが自分で100万円分の商品を仕入れて130万円で売却することができたとすると、
利益は30万円となります。
これを、2人のアルバイトに50万円ずつ渡して、商品を仕入れ→売却してもらい、それぞれ15万円ずつ利益が出たとします。
利益のうちから10万円ずつくらい働いてもらった分として2人に渡すと
残りは5万円+5万円=10万円。
利益率は自分で売買するときよりも下がりますが、Aさんの時間はかなり削減されています。
ということは、労働時間が少なくなっているということです。
不労所得を得るということは、多くの場合、
「利益率」が下がる代わりに「自分の時間」が増えていきます。
これが「仕組み」です。
ただし、例え「不労所得」であっても、
自分が100%動かずにお金が入ってくるということはありません。
不動産であっても、家賃振込の確認はしますよね。
とはいえ、少ない時間でより多くを得ることができます。
これらは、誰かに仕えてがむしゃらに働くというだけでは思いつかない考え方だと思います。
まずは「なんとか仕組化できないか?」と考えることが、
不労所得を手に入れる第一歩となっていくのだと思ってください。
どこまで人に任せるのか?
不労所得はいくらでも作れますが、「どこまで人に任せるのか?」という問題があります。
OPT(他人の時間)
OPM(他人のお金)
これらを駆使すると、不労所得を生み出すことができますし、
自由な時間が手に入っていきます。
また、自分が動くことで入ってくるお金と不労所得の違いも分かるようになるでしょう。
会社に入ってがむしゃらに働くことは悪いことでありませんが、
日本は累進課税制度で、働けば働くほど支払う税金が増えていくことがネックです。
たとえば1億円の利益が出ている会社でも、何もしなければ半分は税金で持っていかれますし、
従業員の給料や保険料などで諸々を加味すれば、25%も現金が残せていたら良いほうでしょう。
だったら、株式投資などでたくさん売買して
20%の税金を納めるほうが割が良いと感じる人も出てきます。
がむしゃらに働いて勤労所得を増やすことが悪いわけではありませんが、
正直、割が悪いのです。
また、ルールを知らなければ損をすることもあります。
例えば会社を2つにして経費を切れる分野を広くすれば、
会社を2つに分けるというだけで、残せるお金が増えたりします。
これは、税金を知らない、会社法を知らない、ビジネスの仕組みがわからない
という人にとっては、未知の部分です。
しかし、知っている人にとっては当たり前のことでもあります。
特に投資の世界は、「経験や知識の差」だけで、損をすることがあります。
割が良いと思って稼いでいても実はそうではなかった・・・
ということもあるので、もっとお金の流れを知ったり
世の中のルールを知ることに、多くの時間を掛けることが重要です。
本当のお金持ちになるために必要なことは
「どれだけお金を稼いできたか?」
「どれだけお金がたくさん入ってくるか?」
ではなく、
「お金を回し続けていられるか?」
「出ていくお金以上にお金が入る状況を作り続けていられるか?」
ということを考え続けることです。
考え続ければ、何かしら「仕組み」のアイデアが出てくるので、それをお金に替えていきましょう。
さらに、「暇がない」こともお金持ちになれない理由のひとつです。
人生を考えたり、ビジネスの仕組みを考えるための「まとまった時間」がないと
とりあえず今日を生きるために働こう! と、考えることをやめてしまいます。
誰かに言われたからといって意見を変える必要はありません。
自分で考え、自分でプランを立て、自分で決断をする、
そして良いも悪いも自分に返ってくる、
ということを続けていただければと思います。