お金の不安を無くす方法とは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
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シンさんのお金の学校
「マンガ・資産家シンさんの教え」のシンさんが
難しいと思われがちなお金に関するアレコレを
出来るだけ分かりやすくお伝えいたします。
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本日のテーマは「お金の不安を無くす方法とは?」です。
お金の不安をなくしたい
「お金の不安が無い!」
と胸を張って言える方は、この日本にいったいどれだけいるでしょうか?
実際には、一握りほどならいるかもしれません。
しかしほとんどの方がお金の問題を抱え、
日々その不安をかき消すために必死で働いています。
少しでもお金の不安から逃れたい
と思うのはごく自然なことでしょう。
お金の不安を抱える方々の経済的自立を20年以上お手伝いしてきましたが、
当初から現在まで共通して必ず相談されることが
「お金の不安はどうすれば無くなりますか?」というものです。
まず結論からお伝えします。
「お金の不安は一生無くなりません」
そういってしまっては身も蓋もありませんか?
お金と不安の関係
しかしこれは事実なので
皆さんにもよく理解してもらいたい部分です。
正確に言えば、
お金の不安を感じなくなった時点で
あなたは「人」では無くなってしまうからです。
「人は感情の生き物」とはよくいったもので、
私たちは理性よりも感情に従って生きています。
なぜ人間には感情があるのか?というと…
感情は、そもそも脳内の「扁桃体」というところから生まれると言われています。
扁桃体は外の環境から信号を受け取って、
それが自分にとって危険か安全か
何かいいことがあるのかそうではないのか意味づけをし、
危険なら不快、安全なら心地良い、というような感情を引き起こすように設計されています。
「急に車道に飛び出すと危ない!」と思えるのは
脳内で危険を回避する信号が送られるからであり、
そもそも不安や恐怖といった感情がなくなってしまえば、
危険を回避することができずに車に轢かれて死んでしまうかもしれません。
つまり「不安は人にとって無くなってもらっては困る機能」なのです。
人間である限り不安という機能は無くならないわけですから、
不安を無くしたい!と考えて行動することに意味がありません。
もしそれでも不安を感じないようになりたい!と思うならロボットにでもなるしかありません。
しかし現実にそんなことは不可能です。
お金の不安をコントロールする
ではどうすればいいのか?
私たちにできることは
「不安の大小をコントロール」することだけです。
不安を無くすことができなくても、小さくすることは可能です。
何かあなたが得意なスポーツを思い浮かべてください。
野球でもサッカーでもゴルフでも何でも構いませんが、
練習では難なくできることが試合となると急に緊張によって感情が昂ぶり
うまく出来なくなることは、誰しも経験があるでしょう。
感情と理性の力関係は「24:1」と言われ、
冷静でいる時は理性的な行動ができる人でも
一度感情が昂ってしまったら24倍もの力が働き、理性で制御することは非常に困難になると言われています。
ですがその道のプロと呼ばれる一流の選手は本番にこそ強く、
その不安から生まれるエネルギーを正しく管理し、
恐れを小さくコントロールすることができるからこそ一流たり得るのです。
ゴルフの世界でよく言われる「グリーンが大きくも小さくも見える」というやつです。
同じ距離であっても練習では大きく感じたグリーンが、
入賞するかどうかという極限のプレッシャーの中では非常に狭く感じたりします。
このように自分の感情の昂ぶりによって
その後の結果にも大きな影響を与えてしまいます。
だからこそ一流のプロ選手とアマチュア選手の差が生まれるのでしょう。
恐らく技術的な部分や努力の部分ではほとんど差が無いはずなのですが、
最後の「自分の感情のコントロール率」の差によって大きな違いが生まれてしまうのです。
ただ、この不安や恐れの感情をうまくコントロールすることは
誰もが少しずつ習得できる「技術(スキル)」だとも言われていますので、個人差はあれど改善することはできます。
つまり、お金の分野においても
不安を少しずつ小さくしていくことは十分に実現可能だということです。
お金の不安を無くしたい!
と思って悩んでいる人が理解すべきことは、
「お金の不安は無くならない」という不変の真理を理解した上で、
不安をできるだけ感じないで済むようにコントロールしよう!
というアプローチを行うことです。
そうすればあなたが感じている漠然としたお金の不安も、
うまく自分を行動させる前向きなエネルギーに変換できるかもしれません。
私たちは物事に対するイメージや先入観の塊です。
だからこそそういったものも
自分の「受け取り方」次第で大きく変化を起こすことができます。
自分にとってマイナスだと感じているお金の不安とうまく付き合って、
自分の人生にプラスになることに活かしていけるようにしたいですね。