「詐欺に騙されない人」の特徴とは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
本日のテーマは「『詐欺に騙されない人』の特徴とは?」です。
どんな人が騙されるのか?
「人が良い人」と「疑ってばかりの人」では、人が良い人のほうが騙されやすいものです。
なぜなら人が良い人は「嫌われたくない」という気持ちが特に強いからです。
基本的に人が良い人は、
誰かの役に立ちたい、誰かの為に何かしたい
という気持ちがあるのですが、それと同時に承認欲求も強い傾向にあります。
そういう方は、例えば怪しげな案件が目の前に降ってきたとしても
「今断ったら嫌われてしまうのでは…」という感情のほうが大きいため、
もしかしたら騙されて金銭的な損失を被るかもしれないという、未来の痛みを感じることができません。
実際に詐欺に遭った方はわかると思いますが、
断ったら嫌われるというその場の痛みのほうが心理的に大きいため、騙されてしまいます。
詐欺に遭う要因として、契約内容をよく理解できるかできないか等よりも、感情の問題が大きいのです。
とはいえ、疑ってばかりの人は疑っていて何もしないので、最後の最後で騙されやすい傾向があります。
そして「何もしないこと」がどんどん強化されていきます。
どちらのほうが良いという訳ではありませんが
もっとも大切なのは、騙された時の受け取り方です。
一度騙されたから「もう何もしない!」ではなく
騙されたことをいい経験だったと考え、「次はどうするか」「どうしたら解決できるか」と
起きた出来事を肯定的にとらえて、次に生かしていけるかどうかが重要です。
どうすれば騙されないか?
なぜ私たちは騙されてしまうのでしょうか?
詐欺の問題のほとんどがお金に関連することなので、
「お金について学んでいないから」というのが一番の理由かもしれません。
例えば筋トレのトレーナーを探すのであれば、
パッと見てわかるような筋肉を持っているトレーナーさんの元でトレーニングすれば
同じような結果になるだろうということが予測できます。
しかし、お金の話は物理的に目に見えないため、
詐欺師が美味しい話を持ってきたのか、本当にお金持ちの人が持ってきた良い話なのかが判断できません。
たくさんの人に会ってきた人なら感性でわかるかもしれませんが、
たいていの人はわかりません。
なので、わからないときには必ず質問をしてみてください。
不動産投資を勧めてきた人には
「あなたも不動産投資をやっているんですか?」
株やFXの話をしてきた人には
「あなたも株や為替で投資しているんですか?」
そう尋ねると、本人はやっていないケースが多くあります。
実際にやってない人から話を聞いても何の学びにもなりません。
例えそれが失敗談でも成功談でも、経験した人の話からは得るものがあります。
また、キャッシュフロー(お金の流れ)を学ぶこと、お金についての学びを得ることも意味があります。
詐欺まがいの話が来た時に、あらゆる数字を拾って計算することができれば、
「聞いたような数字にならないな」と判断できます。
わからないと思ったら質問すれば良いだけです。
話を聞いて面白そうだと思って行動して失敗したら、
それは自分のいまの力量で失敗したということなので、経験値が積み上がります。
騙されずに何もやらないよりは、騙されたほうが得られるものは大きいでしょう。
結局、どちらが良い悪い、というわけではなく
騙されたときにどう受け止めるか、辛い気持ちをどのように生産性のあるものに変えていくのか
という「受け取り方」を意識してみてください。
騙されないためには、まずはお金について勉強をしてください。
お金の流れを読むための勉強は、それほど難しいことではありません。
キャッシュフローを読めるようになれば、お金の問題で騙されにくくなくなるでしょう。
あなた自身の学びが、お金に関する詐欺からあなたを守ってくれます。