新NISAで絶対「積立投資」をするな!
投資初心者ほど陥るワナとは?
皆さん、こんにちは。
園原新矢です。
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シンさんのお金の学校
「マンガ・資産家シンさんの教え」のシンさんが
難しいと思われがちなお金に関するアレコレを
出来るだけ分かりやすくお伝えいたします。
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本日のテーマは「新NISAで絶対『積立投資』をするな!投資初心者ほど陥るワナとは?」です。
※前回は新NISAの3つの弱点ということで
メリットの多い新NISAも意外なところに落とし穴がある
というお話しをさせていただきました。
新NISAで積立投資を優先してはいけない
今年に入ってからというもの
多くの証券会社やFPがこぞって新NISAのセミナーや活用法などを公開しています。
が、その提案内容は主に1つに集約されています。
それは
「非課税保有限度額が大きいつみたて投資枠で長期のつみたて投資を優先して行い、年間投資枠120万円を超える分は成長投資枠で投資しましょう」
という内容です。
つまり長期分散投資を前提として
コツコツつみたて投資枠で投資信託を購入することに集中し、
自由度の高い成長投資枠は残しながら無理なく運用していきましょう!
という話なわけですが…
これでは絶対にお金持ちになれません。
投資初心者の方や資産がそこまでない人は
間違ってもつみたて投資枠で投資をしてはいけません!
もちろんつみたて投資枠も効果がないわけではないのですが、
お金が有り余っている人や既に資金がたくさんある人が「やらないよりはやった方がいい」ぐらいの内容ですので、
これから投資を始める方や資産を増やしたい!
と思っている方にとっては適切ではないと思っています。
ほとんどの方がつみたて投資枠から利用していこう!みたいな話に乗っかっています。
しかしこれは「年収1000万円以上もしくは
パワーカップルや既に金融資産をある程度保有している人」に効果的な手法であり、
それ以外の方には効果が薄くなってしまいます。
お金持ちになれる最大のチャンスを生かす
なぜでしょうか?
仮に独身で年収400万円、資産100万円の方がいたとします。
節約もしてきっちりバランスシートを書いて管理していたとしても
年間のフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)はいいとこ150万円ぐらいでしょう。
お住まいが関東か地方かなどでも家賃などのランニング費用は大きく変わりますが、
どちらにしても年収の30%ほどのお金を残せたら頑張っているほうです。
そんな人が120万円のつみたて投資枠から優先して使ってしまったら、もう残りは30万円しか個別株を買えません。
さらに貯金の100万円も投資したとして
その年は130万円分買えても翌年からは年間30万円しか個別株を買えません。
これでは今熱くなっている株式市場の波に乗り切れず、
あまり資産も増えないままで気づけば5年ほど経過している。
こんな事態になってしまうでしょう。
いつこの新NISAの制度が変更されてしまうかも分からない状況で
悠長に長期投資を優先して、余れば成長投資枠で投資しましょう、では二極化が進むばかりです。
資金がある方は「つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円全て使い切る!」というのが最も合理的ですが、多くの方は枠を使いきれません。
お金持ちの方は投資信託でリスクをおさえた運用(=リターンもおさえられる)でも構いませんが、
今回の制度はお金がない人がお金持ちになれる最大のチャンスなのに個別株を買わないのでは意味がありません。
つまり、世間のアドバイスと全く逆のことを行う必要があります。
結論としては
「つみたて投資枠は捨てて、成長投資枠のみ早期に使いきれ!」です。
そうでもしない限り、短期間での資産増加は見込めません。
もちろん年齢の若い方や
資金を潤沢に持っている方なら
つみたて投資枠を優先してもいいかもしれません。
ですがこれからお金持ちになりたい方に
私がセミナーでお伝えしている「シンさん式の新NISA活用法」では
成長投資枠一択で行くべし!と話しています。
ではお金がない人は
どう活用すればいいのか?
また年収が高い方や資産が多い方は
どう活用すればいいのか?
次回は資産別の投資法についてお話しできればと思います。