金持ち父さんシリーズを徹底解説！
ラットレースから抜け出すための７つのステップ
４つ目のステップ「どんな投資家になりたいか？」
皆さん、こんにちは。園原新矢です。
今回のテーマは、ロバート・キヨサキ氏の著書で、金持ち父さんシリーズの第２弾
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の
「ラットレースから抜け出すための７つのステップ」より
4つめのステップ『どんな投資家になりたいか決める』についてお伝えします。
3つめのステップ「本当に危険なことは？」をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらもご覧下さい。
このコラムは動画でも解説しています。文章を読むよりも動画でご覧になりたい方はぜひご視聴ください。
３つの投資家タイプ
投資家のタイプは、たいてい次の3つに分類されます。
A：問題を探す投資家
B：答えを探す投資家
C：専門家を探す投資家
Cタイプの「専門家を探す投資家」は、
自分が何をしたらよいのかわからないので、専門の人を見つけてパッケージ化された投資商品を買う、少し依存型のタイプです。
自分で考えず、その道のプロに聞いてしまおうと考える方で「責任を取りたくない」とか「興味関心がない」という方が多いです。
Bタイプの「答えを探す投資家」は、
「この株式は買ったほうが良いですか？」「不動産は今買い時ですか？売り時ですか？」など、投資のタイミングに答えを求める方です。
この人たちの多くは忙しすぎるので、
自分で答えを見つけたり探したりするステップを省いて、買い時か売り時か今すぐに教えてくれ、と思っています。
結論だけがほしいのです。
その結果、投資が当たってお金が増えたとしても、たまたまになってしまいます。
また、自分が損をしたり得をしたりといった過程を経ていないので、投資の経験値は上がりません。
経験を積まないまま投資を続けるのは、とてももったいないと思いますが
従業員の方や忙しいという方は特に、Bタイプになるケースが多いのではないかと思います。
Bタイプ、Cタイプが絶対にダメというわけではありません。
A、B、Cを上手く使い分けて、3つとも使って投資をしている方がもっとも成長する投資家だ、と私は思っています。
Aタイプの「問題を探す投資家」は、
投資環境における問題を探して解決する投資家です。
例えば
・お金で揉め事がおきたり、上手くいっていない事象があると諦めてしまう
・景気が悪くなるとすぐに逃げ出してしまう
・取引で面倒な問題が起きたら「誰か代わりにやってほしいな」と思う
このような問題を探しています。
なぜかというと、「誰もやらない問題を解決すること」ができたら大きな利益になり得るからです。
リスクはありますが、そういう問題を解決して利益を得ていくのがAタイプの投資家です。
自分がなりたい投資家タイプを決める
これら3つの投資家の中で、皆さんはどの投資家になりたいでしょうか？
それぞれ良いところと悪いところがありますが
時間があって、お金だけではなく人間としても大きく成長したいと思っていたら
間違いなくAタイプを目指すべきでしょう。
色々な問題に向き合って解決するぞ、と思っていれば得られるものはとても大きいです。
とはいえ、自分の時間がなかったり、
他にやりたいことが決まっていて、あまりお金を増やす行動に時間が取れないという方は
お金を払って答えを見つけてくれるような人達と一緒に協力しながら投資を行っていきましょう。
完全に任せるのではなく、自分の裁量を守りつつ、ある程度の情報を聞いて投資することをおすすめします。
それも難しい人はCタイプで、専門家を探します。
ビジネスで成功したお金持ちの人が、お金の増やし方はよくわからないからやっておいてくれと言って任せるというパターンもあります。
A、B、Cのどのタイプを目指すことも可能です。
まずは、あなたがどのタイプになりたいかを決めましょう。
さて今回のステップ4までは、1人でもできる事でした。
次のステップは他の人の手や時間も借りていく事になります。
次回は5つ目のステップ「良い師匠を見つける」です。
